メラトニン Melatonin

メラトニン

■メラトニンとは?

脳の松果体から分泌される睡眠ホルモンの一種で、睡眠周期の調整をする役割があります。
昼間、太陽光を浴びている状態ではメラトニンの分泌は減少しており、夜間暗くなってくると分泌量が増加して睡眠に向かわせる作用があります。
夜更かしや運動不足、シフトワークなどによる生活習慣の乱れから体内時計が壊れやすい環境にある現代社会ですが、体内時計の乱れが続くと、メラトニンの分泌が少なくなり不眠に陥りやすいと言われています。
またメラトニンにはアンチオキシダントとしての役割も注目されています。(⇒説明の続き)

■豆知識:

年齢を重ねるとともにメラトニンの分泌量は減少が進むので、高齢者が寝付けなくなったり眠りが浅くなるのはそのためだと言われています。メラトニンの摂取が対策として有効ですが、食品に含まれるメラトニンの量は少なく、食品から摂取するのは難しいと言われています。バナナやくるみ、とうもろこしやケールなどにメラトニンが含まれています。

■脳内ホルモンの働きと流れ:

脳内に存在するメラトニンは一般的に睡眠ホルモンや若返りホルモン等の名前でも親しまれるようですが、若々しさとも深く関わる活性酸素の掃除役としても知られます。そのため、しっかりと年齢を重ねるための脳内に存在する物質としては必要不可欠な存在と言えます。脳内に存在するホルモンの働きと流れとしては、まず必須アミノ酸であるトリプトファンからセロトニンがつくられ、そのセロトニンからメラトニンがつくられる仕組みです。

■ミネラルとの相性:

特に女性にとってはミネラル分であるカルシウムが不足しやすいと言われていますが、メラトニンはカルシウムを摂取することで、セロトニンが脳内にメラトニンになる時も、それにそのメラトニンが放出される時においてもミネラルのカルシウムが使われるために相性が良いとされています。

■なぜメラトニンが注目されるのか?

アメリカだけでも不眠症に属する人の数は8,000万人とも言われ、日本も含めて今後は益々増える傾向にあります。オレゴン州にあるヘルスサイエンス大学の医学博士らが行った調査でメラトニンが睡眠と深く関わっていることが報告され、脚光を浴び始めました。

■発送のメラトニンの品質:

一般的なメラトニンは牛の松果体を利用した動物性化学物質が多く、BSEあるいは狂牛病、何となくくる不安を含めた懸念材料が存在します。お送りするメラトニンは開発メーカーのものでベルギー産の植物由来で塊茎から抽出される原料から出来ています。睡眠導入剤等を服用中の方はかかりつけの先生とご相談の上でご検討されることをお勧めいたします。

■発送元メーカーと品質:

メラトニンの生産は成分調達から発送まで一貫して高い品質管理と安全性が求められ、品質にブレがない生産規範のGMP保持メーカーにてつくられます。発送は1979年にサンフランシスコ郊外で設立されたアレルギーリサーチグループから新鮮かつ本物を直送いたします。

■食品に含むメラトニン:

私たちの馴染のあるところではマグロやカツオ、鰹節や大豆たんぱく、チーズをはじめとするトリプトファンを多く含む食品にメラトニンは含まれます。安易にメラトニンや薬に頼らずに、できる限り普段の食事や生活習慣の見直しを行いながら改善されることが一番です。また他にも脳内の神経伝達物質として発芽玄米やお茶、海苔や野菜に含まれる栄養素でギャバで知られるガンマアミノ酪酸、ワカメやプルーン、チーズやたらこに含まれるビタミンB12(コバラミン)の栄養素を食事から摂取されることも有益と言われます。

■メラトニンと関係深いミネラル成分:

メラトニンが脳細胞の中でセロトニンから換わる時、またそのメラトニンが出る時もミネラル成分のカルシウムが深く関わっているとされています。そのために普段の食事にもカルシウム分も積極的に補うこともお勧めです。

■理想的に、メラトニン補給の不要な生活を:

本来メラトニンは脳内にある物質のため、わざわざサプリメントで補う必要は少ないはずです。この物質に限らず補助食品に頼らずに生活ができることが理想ではないでしょうか。要因は人それぞれあるにせよ、最近では特に食事以外では睡眠前の時間の過ごし方が問われます。

近年はテレビやパソコン、携帯、照明等の鮮やかな画面を見る時間が長くなっていますが、鮮やかになるほど脳内に残像として残ることも睡眠障害の一因ともされています。就寝数時間前には部屋の明かるさを落とすことで改善されることもあるようです。脳は少しの明かりや騒音にも反応すると言われるために十分な睡眠を心掛けたい方はその点も留意してみてはいかがでしょうか。

眼とは関係の無い部分として副交感神経との関わりも指摘されており、そのためには簡単にシャワーで済ませずに就寝前にはお風呂に入ってリラックスする時間を意識的に設けることもお勧めですし、その後に楽しくなったり癒されるような内容の好みの本や雑誌と向き合うことも良い時間の過ごし方ではないでしょうか。また、ある調査では室温における環境の大切さを物語るデータもあり、蒸し暑くて眠れないことが理由とする人も67%、逆に寒さで冷えて眠れない人も33%報告されたことから眠る為の環境も大切といえます。

■より良い睡眠のための習慣:

質の高い睡眠と脳内物質のメラトニンを増やすためのコツがあります。日中の太陽に浴びる時間を設けることで体内のメラトニン量は蓄積されます。朝の太陽を浴びる起床をしてから約15時間後にメラトニンは体内で増え始めるとされています。夜の就寝前の時間帯には明るくチカチカする画面から目や脳を解放することも大切な習慣といえます。

■こんな方におすすめ:

なかなか寝付けない方、スッキリ目覚めたい方、体内時計を整えたい方におすすめです。
資料:眠りを誘う栄養素 末松俊彦博士、Pain Relief ヘザー・ティック博士

■健康に関する文献報告:

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