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マシュマロ　Marshmallow

■マシュマロとは？

マシュマロは、日本名ではウスベニタチアオイと呼ばれます。
ヨーロッパや西アジアから北アフリカにかけてが原産で、観賞用以外に薬用植物としても用いられています。
マシュマロは、特にその根から抽出したパウダーの咳や痰を抑える効果などに期待が高まっています。（⇒説明の続き）

■マシュマロの歴史：

マシュマロの薬用使用の歴史は古く、その根の抽出物は民間療法で消化器系、呼吸器系、および皮膚の状態を治療するために何千年もの間使用されてきました。
現在でも消化を助ける効果やおなかの張りなどに関わる効果、さらには心疾患に関わる効果などに対する研究が進められています。

■マシュマロについての豆知識：

お菓子のマシュマロは、現在では卵白やゼラチンなどを用いて作られますが、元々はマシュマロの根から取れるデンプンを利用して作られていました。
マシュマロの若葉や花はハーブティとしても利用される場合があり、のどのイガイガを緩和するともいわれています。

■研究現場からの報告：

マシュマロは、その根にL-ラムノース、D-ガラクトース、D-ガラクツロン酸、およびD-グルクロン酸からなる多糖粘液を含んでいます。
この根より抽出して作られた局所マシュマロ製剤は、痛み、ひびの入った乳首を治療するためなど乾燥を防ぐために使用されています。
母乳育児中のマシュマロの根の安全性に関するデータは存在しませんが、マシュマロからはアレルギー反応はめったに報告されることがないため、母乳で育てられた乳児に有害である可能性は低いとされています。