釣藤鈎(チョウトウコウ)は、アカネ科カギカズラの鈎刺のある茎枝を乾燥させたものです。
主成分のアルカロイド類は茎よりもも釣刺の部分が多いことが分かっており、釣刺を薬剤として用いるようになりました。(⇒説明の続き)
茎にはアルカロイドのリンコフィリンやヒルスチン・コリナンティンなどが含まれています。
リンコフィリンには鎮静作用・末梢血管拡張作用による血圧上昇抑制作用があると言われ、めまい・神経過敏・小児のひきつけに効果があるとされています。
形が釣り針のように曲がっていることから「釣」といいます。また「鈎」はカギのことで、つる側枝がカギ状に曲がり絡みつくようになっているので「釣藤」や「カギカズラ」の名があります。とげが対生しているものは双釣藤(そうちょうとう)、とげが一個のものは単釣藤(たんちょうとう)といわれています。
最近フラフラすると感じる方、ぐったり感がある方におすすめです。
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