冬の季節性アレルギーと風邪の違いとは?
季節性のアレルギーといえば、一般的には花粉症などを思い出される方も多いのではないでしょうか?
現在、原因不明の不調は、冬特有のアレルギーである可能性があります。
冬のアレルギーの特徴や原因を知ることは不調に対抗することにつながります。
冬のアレルギーについて探ります。
冬のアレルギーと風邪
冬のアレルギーの症状は他の季節性アレルギーの症状や、風邪の症状にも似ている場合があります。
特に、風邪と冬のアレルギー症状は非常に似ているため、区別が難しい場合もあるようです。
年齢に関係なくアレルギーを発症する可能性があり、同じ家の同じ物質に対して、突然アレルギーを発症することさえあります。
そのため、過去に風邪だと思っていた症状も、もしかしたら冬のアレルギーだったという可能性もゼロではなさそうです。
数週間以上続く症状は、通常、アレルギーによるものと考えられていますが、アレルギーと風邪を区別するためには下記のような項目をチェックしてみるとよいかもしれません。
-熱があるかどうか
風邪は熱を伴う可能性がありますが、空気中のアレルゲンは、通常人の体温を変化させません。
-うずきや痛みを伴うかどうか
風邪はうずきや痛みを引き起こす可能性がありますが、アレルギーは通常痛みを伴いません。
-のどの痛みがあるか
のどの痛みは風邪でよくみられますが、アレルギーではあまり起こりません。
-胸が圧迫されるか
風邪をひいている人は、胸が圧迫されることがありますが、アレルギーでは喘息患者だけが胸の痛みを訴えるようです。
-発疹や目のかゆみがあるか
かぜは通常、発疹や目のかゆみを引き起こしませんが、アレルギーではしばしばそのような症状が見られます。
そして、風邪は自然に治りますが、冬のアレルギーにおいてはその状況下では自然に治ることはなく、天候の変化や、屋外で過ごす時間が増えるなど、環境の変化が起こることにより解決することがあります。
冬のアレルギーの原因は
冬は、どうしても室内で過ごすことが多くなるかと思います。
冬の季節のアレルギーの引き金のひとつとなるのが屋内アレルゲンです。
特に、換気の悪い場所で過ごす時間が長くなると、屋内アレルゲンにさらされる機会が増え、冬のアレルギーの症状を引き起こす可能性があります。
冬のアレルギーの原因は次のとおりです。
-カビの胞子
-ふけ
-ほこり、またはダニ
-ゴキブリ(ゴキブリの糞や甲羅を含む)
冬のアレルギーには、気づかない間に多くの人が悩まされているようです。
たとえば、工業化された地域では、4人に1人がイエダニにアレルギーを持っているとも言われています。
気候条件にもよりますが、植物は冬の間もアレルゲンを産生し続ける可能性があります。
そのような条件下に住んでいる方は、1年間のほとんどの間、花粉やブタクサに悩まされることもあるようです。
まとめ冬のアレルギーの予防
冬のアレルギーの重症度を軽減、または予防できるいくつかの方法をご紹介します。
-家の換気を改善する
-ほこりの多い場所を掃除する
-頻繁におもちゃを掃除する
-室内エアフィルターの取り付け
-ゴキブリの糞を掃除し、ゴキブリを制御する
-枕、マットレス、ボックススプリングに防ダニケースを使用する
-ペットを寝室に近づけない
-カーペットを取り除くか、カーペットやラグの使用を減らす
-家の中の湿度を45%以下に保つ
-家の中に生えているカビを取り除く
このように、ライフスタイル要因がアレルギーの発症に影響を与える可能性があるため、原因となる物質を取り除くことがアレルギーの重症度を軽減、または予防することにつながります。
また、プロバイオティクスや食物繊維を大目に摂取するなどの食生活の工夫もおすすめです。
風邪だけでなく、冬のアレルギーにも留意して冬の季節を乗り切りましょう。
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