ストレスや不安な感情を自然に軽減する方法
ほとんどの人が、大なり小なり不安やストレスを抱えています。
不安は、精神障害につながる要因の一つでもあります。
また、場合によっては甲状腺の過活動などの別の病気の一因となる可能性もあるため、早めの対処が必要とも言えそうです。
不安を感じるだけで病院にかかることはほとんどないと思います。
ストレスや不安を自然な療法で穏やかに緩和する方法が報告されていますので、シェアしたいと思います。
不安とストレスのための自然療法
-運動
運動は不安の治療に役立つ場合があります。
運動により、副交感神経よりも交感神経が優位である時間が長くなることによって、よりポジティブになりやすいということが分かっています。
このことからも、運動はストレス発散にとても効果があり、不安な気持ちを燃焼させる優れた方法であると言われています。
運動は、ストレスの多い環境によって引き起こされる不安にも役立つ可能性があります。
2016年の研究によると、運動が禁煙に関連する不安を抱える人々にも有効であることが示されているようです。
-瞑想
瞑想は、頭の回転を遅らせるのに役立つのだそうです。
これにより、ストレスや不安を感じにくくすることに役立つ可能性があります。
瞑想には、マインドフルネスやヨガなど、色々な方法がありますので、自分に合った瞑想の方法を探してみるのも良いかもしれません。
-書く
研究によると、「書く」ことにより、人々が不安にうまく対処するのに役立つことが示唆されています。
たとえば、2016年の研究では、創造的な文章を書くことにより、子供や若者が不安に対処するのに役立つ可能性があることがわかったそうです。
気になっていることを紙に書いてまとめたりすることも、不安に対応する助けになるかもしれません。
-アロマテラピー
植物油の良い香りをかぐことは、ストレスや不安を和らげるのに役立ちます。
ラベンダーの香りは、落ち着くことに特に効果があるかもしれません。
研究によると、ラベンダーのアロマセラピーは心拍数を減らすことに関係し、睡眠にも役立つ可能性があることを示唆しています。
-ハーブティー
多くのハーブティーは、不安を和らげ、睡眠を楽にする可能性があります。
お茶のは脳に直接的な影響を与える可能性があるため、お茶を作ったり飲んだりする過程で、すでに気分が落ち着く人もいるほどです。
2018年の小規模な試験の結果は、カモミールがストレスホルモンであるコルチゾールの値を変化させる可能性があることを示唆しています。
-プロバイオティクス
プロバイオティクスは、腸-脳軸に沿って落ち着かせる効果があることがわかっています。
ストレスを感じている成人のうち、ラクトバチルスプランダルムDR7を12週間摂取したグループは、ストレス症状、不安などが減少し、ストレスが軽減したことが報告されています。
さらにラクトバチルスプランダルムDR7を摂取したグループは、注意、認知、記憶機能などが、改善したことも報告されているようです。
このような研究からも、ラクトバチルス・プランタルムDR7は、ストレスを受けた人の心理的機能、認知の健康および記憶を改善する可能性があることがわかります。
現代社会はストレスや不安要素の多い社会です。
少しでも自然な療法で、日ごろのストレスや不安を軽減しておくことも、健康につながるのではないでしょうか。
自然療法は、一般的に、ほかの医療療法と併用しても安全と言われています。
ただし、食事の変更や一部の天然サプリメントは、抗不安薬の働きを変える可能性があるかもしれません。
そのため、すでに治療中の方は医師にご相談の上、自然療法をお試しいただければと思います。
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