ゼロカロリー甘味料は心血管疾患のリスクを高める？
人工甘味料は、ダイエット中の方やメタボリックシンドロームなどの方にとっては、カロリー摂取量を減らすための砂糖の優れた代替品のように思えるかもしれません。
ですが、人工甘味料に関しては賛否両論がささやかれていることも多くの方に知られていると思います。
研究により、人工甘味料と脳卒中を含む心血管疾患のリスク増加との間に関連性がある可能性も示されています。
人工甘味料と心臓病のリスクについて探ります。
人工甘味料の種類
人工甘味料は100年以上前から存在しているようです。
今では、スクラロース、アスパルテーム、ステビア、キシリトールなど、他の多くの人工甘味料が様々な食品に利用されています。
人工甘味料をめぐっては、常に賛否両論があるようです。
特に2型糖尿病の発症と体重増加のリスクが懸念されています。
さらに、心血管疾患との関連について、イギリスで研究が行われましたが、その研究の内容から健康との兼ね合いについても記載されています。
人工甘味料の研究
イギリスでは170,000人以上の参加者から、24時間の間に消費されたすべての食品や飲料などの情報を定期的に収集しました。
食品記録が正確であることを確認するために、写真も提出されました。
その際、人工甘味料の摂取も量と甘味料のブランドを含めて報告されていました。
参加者の約37%が人工甘味料を使用したと報告したようです。
この研究で、人工甘味料のより高い消費者は、消費しない人々と比較して心血管疾患のリスクが高いことが発見されました。
特に問題のある甘味料とは？
人工甘味料にはいくつもの種類があります。
報告によると、その中でも特に問題がありそうな人工甘味料があるようです。
特に、3つの人工甘味料が心血管のリスクとより高い関連せいがあるとのことです。
その人工甘味料は以下のとおりです。
-アスパルテーム
脳血管への影響へのリスク増加と関連しているようです。
-アセスルファムカリウム
-スクラロース
いずれも、冠状動脈性心疾患リスクの増加と関連しているとの報告があります。
この結果について専門家は、「人工甘味料は控えめな利用では問題を引き起こす可能性が少ないが、定期的に使用することによりいくつかの問題を引き起こす可能性がある」ということを述べているようです。
人工甘味料と腸内細菌
一般的にダイエットに効果的と思われている人工甘味料ですが、その大量使用は実際に体重増加と肥満につながる可能性があることが示されています。
いくつかの動物実験によると、人工甘味料を摂取すると腸内微生物叢が変化するとされています。
さらに、それにより特定のガンのリスクが高まる可能性があるようです。
これについてはますます研究が進められています。
人工甘味料の代替品となる天然の甘味料
このような中、天然のゼロカロリー甘味料であるステビアには改めて注目が集まっています。
ステビアは、南米原産のステビア・レバウディ、ナという植物の葉から摂取される甘味料です。
ステビアは、通常の砂糖の約200～400倍の甘さがあり、キャンディーなどの菓子、ヨーグルト、デザート、その他の食品や飲料の砂糖代替品として使用されています。
ステビアは、食後のホルモンであるインスリンの放出において役割を果たすとも言われているため、特に糖尿病患者の間で人気が高まっています。
ゼロカロリーの甘味料をお求めの場合は、多くの種類からステビアを選択肢の１つに入れておくことを覚えておくことで、健康にも良い影響があると言えるかもしれません。
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引用文献：
Can zero-calorie sweeteners raise your risk for cardiovascular disease?
How stevia may help to control blood sugar
