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のどの痛みのメカニズムとサプリメントやプロバイオティクス

2022年02月12日

炎症や痛みと健康

最近、のどの痛みを訴える方が増えてきているようです。

ウィルスを伴う感染症が発生しやすい冬の乾燥した季節の症状の一つとも言われるのどの痛みは、現在では留意しておきたい症状の一つといえます。

のどの痛みを感じたときにはどのように対応すればよいか、喉に良いとされるサプリメントなどと併せてお伝えしていきます。

のどの痛みの考え方

のどの炎症には、のどの粘膜が腫れる咽頭炎、扁桃腺が腫れる扁桃炎、扁桃のまわりに膿がたまることによる扁桃周囲膿瘍、のどの奥の喉頭が腫れる喉頭炎、
喉頭の入口にある喉頭蓋が腫れた急性喉頭蓋(がい)炎などがあります。

扁桃炎や扁桃周囲膿瘍は、ものを飲みこむときの強い痛みがあります。

のどの痛みにはいくつもの原因が考えられますが、いずれの原因で合ってものどが炎症を起こすと神経が刺激されることにより、痛みを感じます。

現在では、花粉アレルギーによるものや、新型コロナウイルスが原因の場合もあります。

のどに違和感がある場合は、慢性の咽頭炎や扁桃炎、喉頭炎のほか、喉頭がんや咽頭がんの初期症状の場合も考えられるため、早めの受診がお勧めされます。

のどの痛みに対応可能なサプリメント成分

のどの痛みに対応可能なサプリメント成分をご紹介します。

エキナセア
キク科の多年草で「インディアンのハーブ」とも呼ばれるエキナセアには、たんぱく質やフラボノイドが豊富に含まれています。

これらの成分には、体を外敵から守る免疫機能を強化する働きがあります。

-アイビー
日本では一般的にツタと呼ばれているアイビ-の葉の抽出物には、呼吸の際の空気の通り道を弛緩させることがわかっており、海外では子供用のシロップ状やドロップなどとして使用されています。

-ビタミンC
レモンなどの柑橘類やイチゴなどに含まれるビタミンCは、炎症から身を守ることはもちろん、痛みから身を守ることができることでも知られています。

のどの痛みと抗生物質

報告によると、喉の痛みのために抗生物質の使用を正当化するのに十分な根拠はありません。

感染に対する保護はわずかにあるようですが、喉の痛みの症状を軽減するためという意味では、抗生物質治療の利点を確立することは困難です。

喉の痛みに対する抗生物質使用に関しては研究が進められていますが、積極的な使用はおすすめされないようです。

一方、のどの痛みの対処法とは異なりますが、抗生物質の使用との関連性で言えば、プロバイオティクスの使用は推奨されます。

特に、新型コロナウイルスや花粉アレルギー、抗ウイルス対策へのプロバイオティクスの予防的、もしくは治療的役割については、プロバイオティクスには期待が高まっています。

プロバイオティクスにより腸内微生物を調整し腸内環境を整えることで、抗ウイルス機構として役立つ可能性があります。

まとめ

のどの痛みにはいろいろな原因があり、素人には判断することが難しい場合も多くあります。

したがって、特にこの時期ののどの痛みは、医療機関への受診も含め、的確かつ慎重に判断する必要があります。

まずは、普段から免疫力をアップすることにより、ウイルスや菌に負けないカラダづくりをすることが最適かと思います。

プロバイオティクスや自然な成分のサプリメントで、予防することや症状を和らげるサポートも可能な場合もございます。

また、のどの痛みには冷たい飲み物を飲むことや、ハチミツ、大根をゆっくり食べることも昔からすすめられてきました。

症状がつらい場合には、お試しいただくと和らぐかもしれません。

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引用文献:
急性咽喉の管理ガイドライン
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
喉の痛み管理:文献レビュー。2. 抗生物質は利益を与えますか?
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