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女性ホルモンバランスの更年期障害と食事での予防

2021年11月03日

女性の更年期や食事や食べ物

女性の更年期障害は年齢と共に女性のホルモンバランスの変化によって起こることが報告されています。
人口の高齢化に伴い、2030年までに世界1億人以上の女性が更年期になると推定されています。
更年期障害は誰にでも起こり得ますが、すべての女性が重い更年期障害を患うわけではありません。
つらい更年期障害を食べ物や食事で乗り越え、ホルモン関連のがんから少しでも身を守る方法はあるのでしょうか?

・更年期障害の症状

女性の更年期障害では、卵巣周期の停止とともに女性のホルモンバランスに変化が起こることが一般的に報告されている点のようです。
一般的に、次のような症状やリスクに見舞われることが多いようです。

-ほてり、だるさ、イライラ、暑がり
-肥満
-骨粗鬆症
-認知機能低下
-卵巣、子宮内膜癌、乳癌などのホルモン関連癌のリスク
-うつ病のリスク

・女性の更年期症状や更年期障害と食べ物や食事

女性の更年期症状や更年期障害の食べ物や食事においては、野菜や果物を多く摂取し高脂肪なものやお肉がメインの食事は少し避ける方向がおすすめとされ、その方が良さそうです。
というのは、高脂肪の食事はがんのリスクの増加と関連性があるとの報告があるからとのことです。
ここにある調査の結果があります。
48,000人以上の閉経後の女性を対象とした実際の調査によると、果物や野菜(1日5人前)と全粒穀物(1日6人前)、そして低脂肪食をとったグループの女性は、その他のグループの女性よりも体重を減らし、ほてりや寝汗を感じることも少なくなったようです。
このように、より多くの野菜や果物を消費し、肉やその他の動物性食品を少なく消費する人は、更年期症状が少ないことが導き出されたというわけです。

食事において大切な栄養素としては次のようなものがあると報告されています。

-マグネシウム
-ビタミンD
-ビタミンB群:葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6など
-オメガ3脂肪酸
-大豆イソフラボン
-ポリフェノール

中でも、特に大切な栄養素はポリフェノールとオメガ3不飽和脂肪酸と言われています。
ポリフェノールはご存じのとおりチョコレートやワインなどに多く含まれますが、特にベリーのポリフェノールは栄養価も高く、効果が期待できそうです。

・その他大切なこと

更年期障害の症状を緩和させるためには、身体を動かすことが大切とされています。
これにより、体重の増加を防ぐことができそうです。
また、身体活動により、ほてりの回数や強度を下げることが期待できるそうです。
ある研究では、運動している女性は更年期症状が少なく、ほてりの緩和だけではなく睡眠の質を上げ、心理的な幸福度も高いそうです。
定期的な運動は、足腰を強くもし、認知機能の低下を防ぎ、糖尿病、心臓発作、脳卒中、乳癌、大腸癌などのリスクをも減らすとされています。

まとめ

多くの女性を悩ませるホルモンバランスの変化によって起こるとされている、女性の更年期症状や更年期障害。
沢山のつらい症状があって、また報告もされていますが、それらの症状は日ごろの食べ物や食事や運動、精神的な安定、睡眠やストレスコントロールなど総合的な部分で緩和可能とも報告されているようです。
多くの健康情報と同様である点もありますが、野菜や果物を大目に摂取し、肉類や油ものは少なめにし、定期的に運動を続けることはそれらの点でも健康と予防の基礎になるといえるかもしれません。
さらに、生活に笑いを取り入れることで更年期であってもより幸福度や免疫度などがアップするなどの報告もあることから、またご紹介できればと思っています。

お問い合わせ
TEL:042-736-5787

引用した文献:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30706844/
https://www.allergyresearchgroup.com/blog/managing-menopause/

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