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コーヒーは、自己免疫疾患にもおすすめの飲み物?

2021年07月17日

コーヒーでリラックスと健康

コーヒーは、世界で最も消費されている飲み物の一つです。
これまでもコーヒーの摂取についての賛否両論は諸説有ったようです。
近年の報告では、心血管疾患との関連性などからも健康への良い影響があることで注目されてきました。
さらにコーヒーは、心血管疾患や神経疾患、2型糖尿病、子宮内膜がん、肝臓がんなどによる死亡率の低下に関連している可能性も報告されてきています。
最近では、自己免疫疾患とコーヒーとの関係にも注目が集まっているようです。

・自己免疫疾患とは

自己免疫疾患とは、通常は外部から侵入する敵に対して攻撃する免疫系が、自分自身の細胞や正常な組織を敵とみなして攻撃してしまうことで体に不調をきたす疾患です。
自己免疫疾患は、どちらかというと女性に多いとされています。その原因は明らかではありませんが、女性ホルモンによるものではないかとみられています。

自己免疫疾患には非常に多くの疾患が含まれます。その種類は以下のとおりです。

-ギラン・バレー症候群(四肢に力が入らなくなる)
-慢性胃炎
-慢性萎縮性胃炎
-自己免疫性肝炎
-原発性胆汁性胆管炎
-潰瘍性大腸炎
-急速進行性糸球体腎炎
-自己免疫性溶血性貧血
特発性血小板減少性紫斑病

全身の複数の臓器に異常をきたす膠原病や、手足の関節にう異常をきたす関節リウマチは全身性の自己免疫疾患として有名です。
消化器系では潰瘍性大腸炎やクローン病が、甲状腺の免疫疾患としてはバセドウ病や橋本病が有名です。
このほかにも自己免疫疾患の症状は数多くあります。
円形脱毛症や、習慣性流産なども自己免疫疾患が原因とされています。

・自己免疫疾患とコーヒー

このような自己免疫疾患は、原因不明であったり画期的な治療法がまだ確立していないものもあります。
そんな中、注目されているのがコーヒーを飲むことにより自己免疫疾患の症状を抑えることが可能なのではないかという研究です。
コーヒーには体の炎症を抑える抗炎症作用があるようなのです。
中でも、様々な疾患に共通する、慢性炎症を抑制する可能性が分かってきています。
コーヒーのポリフェノールにより、そのような効果が期待できるのではないかとされています。

・まとめ

自己免疫疾患は、自分では意識していなくても勝手にかかってしまうケースの多い疾患です。
ですが、このような疾患に嗜好品であるコーヒーで少しでも対抗できるのはありがたいことかもしれません。
コーヒーにはカフェインが含まれているため、飲みすぎや飲む時間には注意が必要ですが、一般的に一日に3~4杯に関しては特に問題ないとの報告が多いようです。
ただし、コーヒーに投入するものに関しては注意が必要です。
たとえばミルクや生クリームを入れすぎることにより体重増加やほかの疾患の可能性が出てきます。
また、砂糖を入れない方も増えてきているかと思いますが、砂糖を入れたい場合は、通常のお砂糖ではなく自然の植物から抽出された甘味料などで甘さを足すと良いかもしれません。

・コーヒーを飲めない方のために

コーヒーを飲みたいけれども苦手という方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合は、ナッツやバニラなどの風味を加えたフレーバーコーヒーであれば飲めるということもあります。
そしてミルクの代わりに生クリームや豆乳を加えてみることなどがお勧めです。
また、毎日の摂取は難しくても、ホットケーキやマフィン、カレーなどに加えることで、独特の苦みを緩和できるかもしれません。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28479483/
https://bit.ly/3W4mal8

体内の炎症を抑えるコーヒー成分とは?

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