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コーヒーのカフェインがもたらすメリットとデメリットとは?

2021年05月10日

飲み物や食べ物と食事で健康

コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレートなど、カフェインは多くの人に毎日のように摂取されています。
カフェインの健康効果はたびたび取りざたされるようになってきたため、一日に2~3杯のコーヒーを心掛けている方もいらっしゃるかもしれません。
カフェインの健康メリットやデメリットについて改めて調べてみました。

・カフェインのメリット

1.脳の活性化

カフェインを摂取することにより、リラックス効果や脳の活性化につながります。
注意力や集中力を高めることもわかっています。
また、研究の結果、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの疾患にも有益である可能性も報告されているのは、少し驚きました。

2.解毒酵素の調節

カフェインは解毒のための酵素を調節する力があるため、一部の悪性細胞に対しての保護剤として機能しているとの報告があります。
コーヒーの摂取により、肝臓がんや直腸がん、前立腺がんなどのリスクの低下の可能性もあるようです。

3.酸化ストレスの改善

カフェインには、酸化つまり身体のサビを予防したり、調整する機能があります。
アンチエイジングの強い味方となってくれそうです。

4.脂肪燃焼効果

カフェインは、倦怠感を軽減し、運動パフォーマンスを改善するだけでなく、脂肪燃焼効果にも期待できます。
また、食事の前にカフェインを摂取することにより、エネルギーの摂取が抑制される可能性があります。

・カフェインのデメリット

一方で、カフェインの摂取には注意点もあります。
カフェインの過剰摂取には十分に留意する必要があるのです。
カフェインの過剰摂取により、不眠症や頭痛、消化器系のトラブルを引き起こす可能性があることがわかっています。
また、血清コレステロールの上昇により、心筋/脳梗塞などの冠状動脈の健康にもかかわってくる可能性があります。
また、子供がカフェインを摂取することは、脳と骨の発達に悪影響を及ぼす可能性があり、さらに小児のうつ病にも関連しているとの報告もあるため、気になる場合は控えた方が良さそうです。
妊娠中の女性や閉経後の女性も、ホルモンとの干渉のために、コーヒーの過剰摂取には注意が必要です。
カフェインの慢性的な使用により依存状態になると、頭痛のような禁断症状や記憶障害などが引き起こされる可能性もあります。

・まとめ

カフェインの摂取により、脳の活性化、解毒効果、アンチエイジング効果やダイエット効果にも期待できそうなことが分かりました。
一方で、過剰摂取には不眠症や頭痛、コレステロールの上昇などあまりメリットがないことが分かりました。
カフェインは、必ずしもたくさん摂取すればよいというものではありません。
適量を楽しみながら健康を手に入れたいですね。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28317317/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21432699/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28288025/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28446037/

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