ナッツ類食品は健康増進と心疾患予防に効果?
ナッツ類の食品では、ダイエットから健康増進、心疾患予防に効果があるという報告もあります。
ナッツ類が健康的な食品として認知されているようです。
ナッツ類には、クルミ、ピスタチオ、マカデミアナッツ、ピーカン、カシュー、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツなどが一般的に知られる食品かと思います。
ダイエットをしている方や健康に気を使っている方の間食などとしても人気のナッツ類ですが、日本人はナッツの摂取量が他国に比べ少ないようです。
ナッツ類を食べることによるメリットを調べました。
ナッツ類には、植物性タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラル、カロテノイド、フェノール酸、フィトステロール、フラボノイド、プロアントシアニジン、スチルベンなどのポリフェノールを含む栄養素がたっぷり含まれていることが報告されています。
そのほかにも、フィチン酸塩、スフィンゴ脂質、アルキルフェノール、リグナン、また必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も含まれていることで有名です。
このように栄養がたくさん含まれたナッツには、抗酸化作用、抗炎症作用、抗ウイルス作用があるとされています。
そして、下記のような疾患との関連性があります。
-血中脂質(総コレステロール)
研究の結果、ナッツの適量の摂取を続けることにより、が血中脂質(総コレステロール)や血圧の降下などに効果があることが分かっています。
この実験では、特に、一日に60g以上のナッツの摂取によりより強い効果が観察されました。
-心血管疾患
コレストロール低下と関連して、最近の調査結果によると、ナッツ類の摂取量が多いと、心血管疾患による死亡リスクが低下するということもわかっています。
-その他の疾患や体への影響
ナッツの摂取により肝疾患の発生率が低下し、腸内細菌叢の多様性が促進されることが分かっています。
中でもクルミには特に栄養価が高く注目されています。
まとめ
栄養価が非常に高いうえ食べ応えがあり少量でも満足感を得られるため、ダイエットをされている方には人気のナッツは、毎日摂取することにより、コレステロールを下げ、心疾患による死亡リスクを低下させる可能性があることが分りました。
他にもたくさんの健康効果があるようなので、手軽に毎日摂取したい食品の一つとして世界的な人気に発展してきているのだと思われます。
ただし、ナッツは一部の方にはアレルギー反応が認められます。
また、脂分が多いため、摂りすぎると体重増加などにつながる可能性も考えられそうです。
味付けや塩分、摂取量などに留意をしながら、適量を摂取することをおすすめします。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26561616/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22153059/