食品かぼちゃに含まれるカボチャ種子のパンプキンシードエキスの働き
カボチャ種子のオイル(パンプキンシードエキス)の人気は高まってきているようです。
食品のかぼちゃの種子部分は一般的に捨てられる部分ですが、良い働きや効果も報告されているのでしょうか?
カボチャ種子油は、パンプキンシードエキスの名称でも知られますが、主に飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸で構成されています。
食品としてのかぼちゃに含まれるカボチャ種子部分には以下のような働きや効果があることが報告されているようです。
・男性型脱毛症の発毛を改善
カボチャ種子の投与により、発毛が促進されることが実験によってもわかっているようです。
実験は、男性型脱毛症(AGA)の男性患者76名に対しての発毛治療に対するカボチャ種子オイルの有効性を調査するために行われ、
治療の24週間後、平均毛髪数の40%の増加が観察されたそうです。
今後、カボチャ種子は男性型脱毛症の治療の有望な代替手段となる可能性も秘めています。
・前立腺肥大症に対する効果
男性の大多数は、一定の年代から良性の前立腺肥大症(BPH)の影響を受けています。
これにより、尿機能が低下し、夜間頻尿などの症状が引き起こされ不便な思いをされている方も多いようです。
研究によると、カボチャ種子の抽出物を摂取したことにより夜間頻尿の有意な症状の軽減が見られました。
夜間の頻尿が減ると日中の活動もスムーズに行われるため症状の緩和は生活の質に大きな影響を及ぼします。
・閉経後の女性の降圧効果や心臓自律神経機能などに対する効果
閉経後の女性は、同年齢の男性よりも高血圧となる割合が高くなっているそうです。
カボチャ種子には、高圧効果があることが分かっています。
カボチャ種子オイルのサプリメントを試した女性の血管機能と心拍への効果を調べた研究によると、すべての動脈血行動態が改善されたそうです。
したがって、かぼしゃ種子オイルは高血圧の予防と治療に有効である可能性があります。
まとめ
食品のかぼちゃの種子部分に含まれるカボチャ種子のオイル(パンプキンシードエキス)には、男性脱毛症の改善、前立腺肥大症に対する効果、閉経後の女性の降圧効果など色々な健康効果の報告が存在していることが分かりました。
健康ブームにより、手の加わっていない自然の食材からの恩恵に関心のある方も多いと思います。
食品のかぼちゃに含まれるカボチャの種子部分は、そのなかでも注目を集めている素材の一つと言えると思います。
近年は一年を通してかぼちゃ食品や関連食品がスーパーなどでも並んでいます。
かぼちゃの種子部分を捨てるのは勿体ないと感じ、食材として何か有効な使用方法があるかもしれません。
カボチャ種子が手に入りやすくなっていますが、お買い求めの際には食品ラベルをよく見て、余分なものの入っていない最適な商品を選ぶようにすることをおすすめします。
パンプキンシード入りのサプリメントが存在する理由もわかるような気がします。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31763209/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31017505/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24864154/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31445363/