がんと食べ物や食事で予防と治療のヒント
がんは今後20年で57%も増えると報告されています。
様々な原因と同時に、予防やがんと向き合うための指針などの報告もあります。
がんと食べ物や食事で予防や治療のヒントを探ります。
Contents
日本で野菜の食べ物や食事摂取量が減っている?:
日本では直近10年間の野菜の摂取量について、野菜を含む食べ物や食事の摂取量は下げ止まりしています。
それより以前から比較すると、随分と野菜や果物を食べる量が減っている一方で、肉類の消費量は増えていることがわかります。
厚生労働省の栄養調査では、1日あたりの野菜の摂取量は男性が300.8g、女性が285.0gで平均値は292.3gと報告されています。
ちなみに20代の摂取量が一番少ないとの報告です。
アメリカでは野菜の摂取量は果物も同様、増やすための政府による啓蒙活動の成果が出たことで、がんを患う人の数は減っている統計となっています。
がんについての200以上の報告まとめからのヒント?:
食べ物や食事の消費とがんのリスクについての200以上の科学的文献報告のまとめから、健康と予防のヒントになりそうな内容が見つかりました。
まとめの報告では、より多くの野菜や果物を食べ物や食事で摂取することの効果として、ほぼすべての臓器のがんの保護に役立つことが報告されています。
また、他の多数の報告からもがんだけではなく、野菜や果物を含む食べ物や食事は、他の多くの慢性疾患の予防にもなっていることが報告されています。
がん予防におすすめされる食べ物や食事の種類:
では、がんの予防におすすめされる食べ物や食事には、どのような内容が報告されているのでしょうか?
長年がん治療に焦点を当てた世界的権威の治療家の一人といえる故ニコラス・ゴンザレス医学博士は食後30分から1時間の間に体内に食べた食べ物がどのような影響を与えるかの研究も進められました。
個体によって働きや反応が異なるため、1食品毎に観察をしながら進めたことで知られます。
多くの人にとっての共通点として、牛肉をはじめとする肉類や魚の動物食品は良い反応を示さなかったと記されています。
また、加熱職の多くも良い反応を示さないことが多かったようです。
その一方で身体に良い影響となったのが、生の野菜や果物でした。
研究当時は1962年前後だったことを考えると、それらの多くは有機栽培だったことがうかがえますので、現代とは環境が異なるかもしれません。
具体的に報告されるがんにおすすめの食べ物や食事:
がんにおすすめとされる野菜類の食べ物や食事ですが、具体的にはどのような野菜類が含まれるのでしょうか?
今回調べた文献では、下記のような野菜類がおすすめされていました。
・葉物野菜全般、
・アブラナ科野菜、
・ニンジン、
・ブロッコリー、
・キャベツ
・レタス、
・ネギ科、
・大根、
・マメ科植物
・セロリ、
・キュウリ、
・パセリ、
・生と新鮮な果物(トマトと柑橘系の果物を含む)
・トマト
など
ただし、上記はアメリカでの報告が中心のために、日本でも当てはまるとは限りません。
日本では他の伝統食品もおすすめに含まれるかもしれません。
参照:
Pubmed 26192392
「平成 26 年国民健康・栄養調査」厚生労働省による発表
Pubmed 8841165
Pubmed 8923020
Different Diet for Different Types ニコラス・ゴンザレス医学博士