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靴下を履いたままの睡眠で健康力アップ!?

2020年12月23日

健康と予防に生活習慣

寒い季節は、布団に入ってもなかなか寝付きにくいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

快適な睡眠には、身体の冷えをできるだけ少なくすることが重要です。

これまで、靴下をはいて寝ることは特に推奨されてきませんでしたが、靴下を履いたまま寝ることは睡眠時の体温調節に役立つ可能性があるようです。

医学分野の文献報告から靴下を履いたまま寝ることの利点とについてお知らせします。

人の体温は、体内時計の影響を受けます。

体温は日中徐々に上昇し、午後にピークに達します。

その後、夜間に体温が下がり、眠くなるとされています。

そして眠りにつく際には、体温はさらに1~2度下がるとされています。

海外の2007年の調査によると、通常の靴下または温めた靴下を履いたて寝ると、より早く眠れるという結果が出ています。

体の温度調節が睡眠サイクルには不可欠なためです。

靴下を履いたまま寝ると暑すぎてしまうと考えられる場合もありましたが、実際には、この習慣は体の内部温度調節を助けるとの見方が一般的になってきているようです。

足や手を温めると血管拡張と呼ばれる反応により血管が拡張します。

そして皮膚を通して熱を放出し、身体の中核体温を下げるのに役立ちます。

これにより、就寝時間であるというメッセージが脳に送信されるということです。

末端冷え性と言って手先足先などの体の末端が冷えやすくなってしまう症状をお持ちの方も多いかと思います。

靴下をはいて眠ると、こうした症状を軽減するだけでなく、一日中暖かく保つ過ごすことができるそうです。

ただし、血液循環を低下させる可能性があるため、きつすぎない靴下を選択することが重要です。

靴下をはいて寝ることに抵抗のある方は、足を温めるために次のような方法をお試しください。

‐就寝前に足湯をする
‐足元に湯たんぽを使用する
‐就寝の1~2時間前にお風呂に入る

また、基本的なことですが快適な睡眠のためには次のような工夫も必要です。

‐ハーブティーやミルクを飲む
‐部屋の明かりを適度な暗さにする
‐寝る前にテレビやスマホなどを見ない

睡眠は、正常な脳と体の機能に不可欠です。

快適な睡眠は、翌日のパフォーマンス能力を上げ、疲れをとり、活力をアップさせます。

寒い季節にも快適な睡眠をとり、健康力のさらなるアップを心掛けたいですね。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30509635/
https://www.medicalnewstoday.com/articles/321125

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