頭痛の主な原因と食事や生活習慣による対処法
頭痛は誰もが経験したことのある一般的な症状と言えると思います。
しかし、たかが頭痛とは侮れず、大きな病気が潜んでいる可能性もあります。
また、大きな病気でないにしても、頭痛は大変不快な症状です。
Contents
1.頭痛の主な原因
頭痛には、最も一般的である緊張型頭痛、頭の片側だけが急に痛む片頭痛、毎日同じような時間に発生する群発頭痛などがあります。
大きな病気などの緊急性を伴わない場合の主な頭痛は、脳、血管、筋肉、神経などの身体の部分的な活動バランスを崩していることが原因である可能性があります。
また、具体的な頭痛につながる要因は次のとおりです。
・ストレス、うつ、不安などの感情的な要因
・片頭痛や高血圧などの医療的な要因
・天気などの環境的な要因
・目や首の疲れなど頭以外の部分の疲労による要因
2.食事による改善方法
頭痛または片頭痛に対する食事療法に関して現在の調査結果によると、ケトジェニックダイエットなどの低糖質食事法が効果をもたらす可能性があることが分かっています。
ケトジェニックダイエットや修正アトキンスダイエットは、いずれも糖質を控えるダイエット方法です。
このような低糖質の食事は、炎症を軽減することにより、頭痛/片頭痛の抑制に効果的である可能性が考えられています。
また、もう一つの重要な食事療法は、炎症反応、血小板機能および血管緊張の調節にも影響を与える必須脂肪酸、オメガ6脂肪酸およびオメガ3脂肪酸の摂取の間のバランスに関連しています。
コーン油などに含まれるオメガ6を減らして、アマニ油やEPAならびにDHAなどに含まれるオメガ3脂肪酸の摂取量を増やすことが頭痛や片頭痛の改善に効果的であるかもしれないとの研究結果が出ています。
2.自宅でできる改善方法
痛み止めの使用以外に自宅でできる改善方法をいくつかご紹介します。
・頭や首を温めたり冷やしたりする。
・寝室を涼しく、暗く、静かな部屋で十分に休養を取る。
・定期的な運動により、康状態を高めるとともに、ストレスを軽減する。
・飲酒を減らし、水をたくさん飲む。
・パソコンやタブレットの利用時には適度に休憩を取り目の疲れを防ぐ。
頭痛には急性髄膜炎、くも膜下出血などの大病が潜んでいる可能性がありますので、我慢しないで受診することもおすすめします。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31726975/
https://www.medicalnewstoday.com/articles/73936