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咳止めはツタの葉っぱのチカラも?

2020年11月06日

健康ハーブエキス

咳止め薬を使用せずに、ハーブの力で咳を穏やかに鎮めることができるのでしょうか。
ツタの葉の抽出物は、さまざまなメカニズムによって呼吸器の健康をサポートすることがわかっています。

咳は、風邪などの症状の中で最もつらい症状の一つです。
風邪以外にも、喘息、急性気管支炎、慢性肺疾患など、咳の症状がつらい疾患は沢山あります。
これらの症状は、気道の筋肉が収縮し、気道を引き締め、空気の通過を制限することから起こります。
気道が狭窄することにより、咳、息切れ、胸部圧迫感などの症状が引き起こされます。
咳の症状に痰が重なると、ますますつらい症状となります。

せき止めをはじめとする呼吸器疾患のような症状は、薬だけではなく、薬が無かった時代には伝統的なハーブのチカラに頼ってきた時代が長く続いてきました。
そのハーブとは、ガーデニングなどでも広く知られている「ツタ」、アイビーです。
ツタの葉の利用は、急性、慢性の両方の呼吸器疾患の治療に広く使用される天然の治療方法なのです。

実際に、小児喘息の治療におけるツタの葉抽出物の有効性を評価した研究結果があります。
それによると、ツタの葉の製剤が慢性気管支喘息の小児の呼吸機能を改善するとの報告があるとのことです。

咳の症状は脳の咳中枢というところの反応によっておこるとの説ですが、多くの咳止め薬には脳をだますための麻薬成分が使われます。
そのため、日本では12歳以下の小児には、麻薬成分入りの咳止め薬の使用は制限されています。

ハーブを利用しての咳止めの場合、一般的なところでは副作用の心配も少なく、症状の緩和に期待できそうです。
ツタの葉をそのまま煎じて飲む方法もあるようですが、手軽にサプリメントからお試しいただくのも良いかもしれません。
ただし、その場合でもハーブの利用の上で不安なことがあれば医師にご相談の上お試しいただくことをお勧めします。

咳止めの方法はほかにも、

・暖かい飲み物を飲む
・はちみつをなめる
・部屋の湿度を上げる
・マスクをする

などがあります。

昨今は咳をしていると、周りから心配されがちな世の中です。
咳が出始めたら外出を控えて栄養と休息をとることはもちろん、薬に頼る前にまずは上記のようなことも試されてみるのも1つのおすすめといえます。

参考にした記事

Hello, Ivy. So Long, Cough.


https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29478973/

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