酵素は消化吸収だけでなくダイエットやコロナウイルスにも関連!?
食材や食べ物に含む、また体内の酵素は使い方次第で、酵素が食べ物の消化吸収だけではなく、ダイエットやコロナウィルスなどにも効果的に働かすことができる可能性があるようです。
酵素には色々な種類があります。
体内に存在する消化酵素や食物に存在する酵素などです。
酵素の役割ももちろん多岐にわたります。
酵素の役割から健康や予防についてのヒントを探ります。
1.体内における消化酵素の種類
私たちの体内には消化酵素が沢山あります。
タンパク質や乳糖などを分解し、栄養を象徴で吸収するために使われます。
消化酵素にはプロアテーゼ、アミラーゼ、ラクターゼなどがあり、プロアテーゼの中もエンドペプチダーゼとエクソペプチダーゼに分かれているなどその種類は多岐にわたります。
そして消化酵素により分解された栄養素が、体内に吸収されます。
2.食物の持つ酵素
食物の持つ酵素には、パパイヤやパイナップルのパパイン、ブロメラインなどがあります。
これらの酵素もまた、タンパク質を分解するのに役立ちます。
ほかにも大根や山芋など、自然界にはこれ以外にも分解酵素を含むものが多数あります。
3.酵素の具体的な役割
酵素は、食べたものを分解し、消化や栄養分の吸収に役立ちますが、アレルギーでお悩みの方にとっても強い味方となります。
グルテンや乳製品などのアレルギーや不耐症、その他の食物胃腸の問題やその他の反応を最小限に抑えるために必要なのは、やはり消化酵素を摂取することです。
エンドペプチダーゼとエキソペプチダーゼの両方を含む酵素は、エキソペプチダーゼのみを含む酵素よりも確実ににグルテンの分解をサポートするとされています。
また、ラクターゼ、プロテアーゼ、リパーゼは、それぞれ乳製品や乳糖、タンパク質、脂肪を消化することに特化しています。
前述のとおりパパインやブロメラインなどはタンパク質の分解に役立ちます。
またすい臓から分泌される消化酵素の混合物であるパンクレリパーゼも同様です。
4.新型コロナウイルスと酵素
新型コロナウイルスのCOVID-19を引き起こすウイルスは、人の体内に侵入するために、2つの酵素の助けを借ります。
この両方の酵素を標的にする薬物の導入非が効果的な治療法となり得ることが分かっており、現在、日々研究が進められています。
このように、酵素は消化吸収、アレルギー対策、ダイエット、ウイルス対策など私たちの健康と密接しています。
現代人は酵素不足ともいわれます。
酵素を含む食事はもとより、体内の消化酵素が十分に働くよう、毎日の生活も見直していきたいですね。
参考にした情報:
https://www.medicalnewstoday.com/articles/322876#The-enzyme-that-damages-leptin-receptors
https://www.medicalnewstoday.com/articles/covid-19-drug-targets-enzymes-that-enable-virus-to-invade-cells
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21375795/