たんぱく質プロテイン粉末おすすめ点と注意点?
日頃の食べ物や食事でたんぱく質が不足しがち、あるいは身体を動かすことでたんぱく質を補う機会が増えている人もいるようです。
本当にたんぱく質やプロテインパウダー(粉末)はおすすめでしょうか?
注意しておきたい点についての報告もありますので、参考にしていただければ幸いです。
たんぱく質とプロテインパウダー(粉末)とは?:
たんぱく質は、運動をする人やボディビルをする人たちだけが必要としている栄養素ではないことは周知のとおりです。
私たちの身体の基礎構築や土台ともいえる筋肉や筋力、骨の強さなどにとどまらず、たんぱく質を食べ物や食事に含むことは血糖値や血圧などにも大きく関係しています。
例えば、食べ物や食事でたんぱく質を補わない場合、満腹感や満足感が得られにくいことも考えられます。
また、食べ物や食事の中にたんぱく質が少なすぎたり、含まれない場合は、一般的に炭水化物の摂取量が増えることが多くなります。
その場合、血糖値や血圧が上がりやすく、2時間以内には又お腹が空いていることを経験した人もおられるかもしれません。
また、年齢を重ねた高齢者では、一般的に食べ物や食事の摂取量自体が減ることもあって、たんぱく質が不足しがちな人も増える割合にあるようです。
動物性たんぱく質で栄養を補おうとすると、高くついたり、食事を摂ること自体が面倒などの理由からたんぱく質をプロテインパウダー(粉末)やプロテインジュースなどで補おうとする動きも一部にはありますが、おすすめな点や注意点などはあるのでしょうか?
たんぱく質プロテイン粉末おすすめ点と注意点?:
人によっては、牛乳や豆乳、ジュース、スムージーなどの飲み物や食べ物の中にプロテインパウダーを入れて簡単に済ましたい人もいるかもしれません。
その場合、注意点として報告されていることがいくつかあります。
・まずは、プロテパウダーを入れる飲み物です。
例えば牛乳、豆乳、ジュース、スムージーなどが多いかもしれません。
たんぱく質を簡単に補いたいからという理由で、一緒に口に入れる飲み物は何を基準に選びますか?
飲みやすさを重視した場合、甘さは優先順位が高くなり、糖質が無意識のうちに増えることが考えられます。
また、もし牛乳や豆乳、ジュースやスムージーを使用する場合、アレルギー反応や消化を遅らせたり、妨げる成分が含まれることもあります。
朝からたんぱく質を摂取することは慢性疲労や副腎疲労の人にもおすすめされるものの、糖類が多すぎると血糖値を上げる原因にもなります。
添加物などが多い場合には、栄養素の消化や吸収がスムーズになされない原因にもなりますので、留意することがおすすめです。
飲みやすさは大切ですので、上記の場合、例えば飲み物を2割、お水を残り8割にすることで、飲みやすさは残り、不要な成分も控えめになります。
・たんぱく質のプロテパウダー(粉末)は何で作られているかを確認することもおすすめです。
たんぱく質の粉末は乳成分由来、大豆、卵、ジャガイモなどが由来になることが多いのではないでしょうか?
摂取をされている場合には、アレルギー反応の原因になっているかどうかの確認をすることはおすすめです。
・たんぱく質の過剰摂取も注意点の1つです。
たんぱく質が多すぎてダイエットのために摂取したとしても、過剰分が脂肪に変わったとしたら、本末転倒ということにもなります。
・たんぱく質以外の成分には何が含まれますか?
多くの場合、飲みやすさを優先すると糖質、人工的な化合物でも香料や増粘剤、ぶどう糖果糖液糖など本来食べ物や食事で補う場合には含まれない成分が入っていることが少なくありません。
アメリカで行われた調査で興味深い内容が示されました。
134のプロテインパウダー品を調べたところ、多くのたんぱく質の粉末に水銀や鉛、ヒ素やカドミウムなどの重金属や、BPAで知られるプラスチック成分のビスフェノールAや農薬、他の汚染物質が検出されたとのことです。
市販されるプロテインパウダーの中には、BPAの許容限度の25倍も含まれたものもあったようです。
そのために、市販される中でも差異がありますので、留意しながら選ぶことをおすすめします。
たんぱく質プロテイン粉末おすすめ点とは?
上記のようなたんぱく質プロテイン粉末の注意点とは別に、おすすめされる点もあります。
上質なたんぱく質の粉末は、ある程度体内での働きが期待されます。
また、コラーゲンの役割や生物学的活性を発揮する報告もあります。
たんぱく質を摂取することで、食べ物や食事でたんぱく質が不足している時には無い満足感や満腹感、充実感が得られることが考えられます。
身体を若く上部に保つには、たんぱく質は欠かせません。
また軟便や下痢の予防、改善にチカラを発揮することもあります。
たんぱく質栄養素の摂取の基本は、食べ物や食事ですが、追加に必要な際には本末転倒にならないように良く検討することがおすすめです。
参考にした情報:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29601617/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24783805/
ハーバード・ヘルス・レター公式ホームページ 2020年4月10日更新 the hidden dangers of protein powders