ビタミンD摂取は食事と共にか空腹時?ビタミンDおすすめ時間帯とは
ビタミンD栄養素がおすすめされる時間帯はいつでしょうか?
ビタミンDの摂取は食事と共にするか、それとも空腹時の方がおすすめでしょうか?
ビタミンD栄養素:
ビタミンDは名前のとおり、ビタミンの一種です。
一般的にビタミンDと呼ぶ場合、ビタミンD3を示すことが知られています。
脂溶性ビタミンですので、水には溶けないタイプのビタミンで、ビタミンAやビタミンEなどと似ていると言えます。
簡単にビタミンDを説明する場合、最も使われるフレーズとして、「太陽のビタミン」があります。
つまり、太陽の日光を浴びることで、体内でビタミンDが生成されるということです。
ビタミンDの血中濃度と不足や欠乏:
体内のビタミンD3は血中濃度で測定することでわかります。
昔と比べて外で活動するよりも屋内での費やす時間が多い上、ビタミンDを含む食べ物や食事をする機械が少ないこともあって、一般的には先進国や都市部で生活する人の多くはビタミンDが不足や欠乏していると言われます。
ビタミンD摂取は食事と共にするか空腹時か?:
上記の理由や、冬の時期に日照時間が少ない地域や国では、特に以前からビタミンDは人気の栄養素となっています。
では、摂取する場合、食事と共にするか空腹時のどちらがおすすめと言えるのでしょうか?
わかりやすい調査報告がありますので、ご紹介します。
ビタミンDの血中濃度を測定し、2~3カ月で約50%もビタミンDの値が増えた結論が出た調査があります。
摂取するタイミングをグループに分けて行われた調査ですが、その結論では、食事直前から食事の後30分以内が最も効果的な摂取だったようです。
その上、特に軽い食事よりも、重い食事の後の方がビタミンDの数値は高吸収の結果が示されたとのことでした。
更には、食事の中に脂肪を多く含む食事の方が、脂肪を含まない食事摂取時と比較した場合に、32%程度数値化が高くなりやすいという結論に至りました。
上記のようなことからも、日頃の食べ物や食事でまずはビタミンDの栄養素を補うようにすることがおすすめです。
特にタラをはじめとする魚介類にビタミンDは含まれています。
また、一日30分程度はできれば外出し、日光の恩恵を浴びることがおすすめです。
また、補いきれずサプリメントなどの栄養補助食品で摂取する場合、下記がおすすめです。
・食事の直前から食事の後30分以内に摂取する。
・一日の食事の中で、一番重い食事の場合にビタミンDを摂取する。
・食べ物や食事の中に、動物由来や植物由来を問わず脂肪を含む方が吸収も高まる。
参考にした情報:
a systematic review. Nutr Rev.
2018年1月号 1;76(1):60~76
J Bone Miner Res.
2010年4月;25(4):928~30