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食品や食物のアレルギー反応でわかることとは?

2019年08月02日

食べ物と健康

世界的に食品や食物のアレルギー反応が出る割合が子供と大人の両方で増えているようです。

食事の後でもしばらくしてからでも、アレルギー反応が出た場合にヒントになるわかることがあります。

子供のアレルギー発症:

報告によると、子供のアレルギー発症率は世界的に地域差があるものの、統計上の数字では3~8%の範囲内にあるようです。
子供の8%前後が何らかの食品や食物にアレルギー反応を示していると報じられるアメリカでは、食べ物だけに限った反応ではなく、明確な理由がまだはっきりとしていないと説明されます。

子供の場合は、家庭とは違う学校などで過ごす時間も多く、何がアレルギーの原因になっているのかもわかりにくいのではないでしょうか?

学校や幼稚園などの施設での食事が給食の場合は、特にその傾向が強くなりそうです。

大人のアレルギー:

成人になってから新たに食物アレルギーが出てくる場合と、子供の時から食物アレルギーが発生し、それ以降も続いている場合とに分かれます。

食物アレルギーに限れば、最初に症状が出るのは、子供の時の方が高いようですが、近年は成人でも増えているようにみうけられます。

例えば、ドイツの調査では成人の3.7%が新たに反応が出ている割合ということです。

食品や食物に反応する場合、一般的に多く見られる食品の種類としては小麦、乳製品、卵、ナッツ類、果物、野菜、大豆類、甲殻類など広範囲に及ぶと考えられています。

アレルギーと向き合ったり管理の方法?:

子供にしても大人であっても、アレルギーの反応や症状が出ている場合、身体がサインを出して対応をするよう促してくれていると考えられます。
そのために何もせず放置するよりも、何らかの対応方法を考える方が良いと考えられています。

放っておいた場合、いつの間にか消えてくれたり、無かったことにしてくれる一時的な症状であれば、良いのですが、そうではない可能性も少なくないようです。

では、どのように向き合うのでしょうか?

食品や食物に限ったアレルギーであれば、その当人、家族、家以外で接触する人たち、医師などの協力が必要になるかもしれません。

病院であれば、IgE値を含む食品アレルギー検査を受けてみることで、少なくともどのような食べ物に反応するかがわかるかもしれません。

あるいは、そこまではという場合に、まずは食べ物や食事、生活環境から考えることもできるのではないでしょうか。

例えば、一定の食べ物や食事の後に不耐性やアレルギー反応と思われる症状が出た場合には、その食品や食物を食事に入れないようにするということもあるかもしれません。

その場合、反応の症状として挙げられることが多いのは下記のようなことではないでしょうか?
・ゲップ、
・ガス、
・消化不良と思われる状態、
・便秘や下痢、
・湿疹やかゆみ、
・偏頭痛、
・気分の落ち込みやハイパーテンション、
など。

留意したいのは、それらの食べ物や食事や生活環境などの原因が複雑に交差していることです。
一般的にアレルギー反応が出るのは、原因となる食べ物や食事の10分後かもしれませんし、数日後に出ることもあるようです。

また、小麦などに含まれるグルテンは、一度食べると完全に消化されるまでに数十日はかかるといわれるものもあります。

そうすると、特定するまでに時間がかかることが考えられそうです。

それに、既にアレルギー症状が出ている場合には、一般的健康な食べ物と分類される野菜などにも反応を示すことも考えられます。

例えば、食物繊維のように消化が大変な食品の場合、体調が良く無ければ上手く消化できないことも少なくありません。

腸内環境が良い場合は、食物繊維も有利に働きますが、良くない状況では悪化の原因にもなり得ます。

そのために、乳酸菌などの良い食べ物やサプリメントを摂取しても、食物繊維が無ければ上手く働かない場合もあれば、それが原因となって、悪化しているように感じることもあるかもしれません。

また、乳酸菌が牛由来の乳成分が含まれる場合は、アレルギー反応の原因になっていることも考慮した方が良さそうです。
一般的にビタミンB6やB12、ビオチンなどを作る働きを持つために、それらの栄養素が不足している場合は、腸内環境を見直すことがおすすめです。

腸内環境やお通じ、症状と対話をすることが健康には欠かせません。
肌は私たちの1番大きな臓器ともいわれますし、腸内環境の表現方法として、肌を使うこともあることがわかっていれば、反応が出た時に何をしないといけないのかのヒントになるのではないでしょうか。

参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28723552
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25149169
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27207694
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25316115
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29132674

ジョセフ・マコーラ博士からナターシャ・キャンベル博士へのインタビュー2016年11月23日

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