感情や精神的な抗うつに脂肪酸のオメガ3の油の影響?
感情や精神面をコントロールすることが今まで以上に大変になっているとも報じられます。
精神上の安定から気持ちの転換、抗うつの感情に至るまで、油のオメガ3脂肪酸も影響し得るようです。
精神的な安定や感情面とオメガ3脂肪酸:
現在のライフスタイルや食品を含む食べ物や食事は、昔と比べて随分と変わっています。
それに対して、私たちの身体の構造や影響については、何前年前とも変わっていないことからも、何らかの影響を受けている可能性が考えられます。
体内には多くの脂肪が存在し、脳から細胞迄もが脂肪と大きく関りを持っていることからも、多くの研究がなされています。
脳と関係が大きい感情や精神的な面と脂肪酸についての研究も多く、80年代頃から徐々に増えたようです。
食品や食べ物の食事と感情や精神的な影響:
私たちの身体は、以前から食べた食品や食べ物、食事からつくられていると言われます。
それが意味するところには、日々の選択や決定、口から出る言葉や、感情的な部分である精神面までもが含まると伝えられています。
海外の報告の中には、日本人が今まで穏やかに真面目に礼儀正しい人種として認められてきた背景の1つには、日ごろの食べ物や食事の中に含まれる魚介類や発酵食品、緑茶などの影響が大きいともいわれます。
欧米の食品や食べ物の多くにオメガ6脂肪酸が豊富な反面、日本の食事である和食では魚などオメガ3多価不飽和脂肪酸(n-3 PUFA)で知られるオメガ3脂肪酸が豊富です。
日本でも感情や精神的な症状に変化が出てきている原因の1つには、西洋的な食品や食べ物に多く含まれるオメガ6脂肪酸の影響を受けているという報告も少なくありません。
研究報告から食べ物や食事のヒント:
気分や感情、精神的なうつ症状にまつわるオメガ3脂肪酸の影響について調査研究された報告は多くあります。
ただし、それらの報告の中には良い結果が出たものもあれば、そうでないものも多く含まれるようです。
そもそもオメガ3脂肪酸だけを食べ物や食事で摂取するわけではないために、本当のところはわからないといった声もあります。
大きな話題になった1つには、妊娠中の女性の脳は胎児に脂質を与えるために一時的に4~7%程度小さくなっていることが多いというものです。
特に、オメガ3脂肪酸が少ない場合には脂質からの栄養を補うべく、そのようなことが発生しやすいという内容は多くの人に脂質の大切さについて再認識したことでした。
それでも日本の研究グループが発表した内容の多くには、魚などの食品や食べ物に含まれるオメガ3脂肪酸の恩恵は大きく、脂質を含む食べ物によって、不安障害やうつ病のような症状をはじめとする感情や精神面に与える影響は大きいということがわかります。
少なくとも、日本を含む現在人が口にする機会が大幅に増えているオメガ6脂肪酸の食べ物や食事とのバランスを考えた場合、魚などの海の恵みの食品や食事でオメガ3脂肪酸を摂取することは今まで以上に理にかなっているとも言えそうです。
参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28304335
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25830700
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29040890
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28949340
Levant B. et al. Biol Psychiatry. 60:987~990. 2006
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