コーヒーが与える健康への影響?
コーヒーは世界で最も飲まれている飲み物の1つです。
コーヒーの健康への影響に関わる調査報告も年々増えているようですが、健康に良い飲み物といえるのでしょうか?
コーヒーが与える健康への良い影響?:
私以外にもコーヒーを飲むことで、リラックスした気持ちになれる、あるいはホッとできる時間のお供になっている場合も少なくないかもしれません。
コーヒーを飲むことで健康へ良い影響があるとの報告の中から、下記にいくつかをご紹介します。
コーヒーが健康に与える影響について報告される中で、近年話題になった報告の1つには、心血管系や神経系の病気がもたらす死亡率の低下の予防になっていることが最近報じられました。
また、Ⅱ型糖尿病や肝臓がんの死亡率も下げている可能性が示されたことが取り上げられています。
マウスを使用した実験では、コーヒーに含まれるクロロゲン酸をはじめとするコーヒーポリフェノールが、アミロイドβプラークを抑制して、認知障害の予防になっていることを日本人の研究者の調査によって報告されています。
コーヒーが与える健康に良くない影響?:
その一方でコーヒーの消費が原因で慢性的な関節リウマチやⅠ型糖尿病のリスクが高まる可能性について報告がなされているようです。
また、自己免疫疾患や化学物質過敏症と診断された人の中には、コーヒーを飲んだ後に、症状が悪化したという報告もあるようです。
コーヒーのアレルギー反応として報告される中には、下記が例として考えられそうです。
・目の炎症で赤くなる、
・鼻水、
・喉に膜が貼るような感じの症状、
・湿疹、
・喘息、
・片頭痛
など。
他にも健康への影響として考慮したいこと?:
毎日コーヒーをどの程度飲むかやコーヒー豆の状態も健康の影響の原因になっていることも考えられます。
それに、炒ることで酸化が始まることも考慮に入れる方が無難なために、鮮度が与える健康への影響もありそうです。
また、ドクターコーヒーのニックネームで知られるスティーブン・ヘルシェイン博士は、有機栽培されたコーヒーと一般的なコーヒー豆でもカビや農薬、マイコトキシンなどの含有量も違うということも伝えています。
参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28479483
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31121203
タウンセンド・レター(医療健康従事者向け専門誌:英文) 2018年11月号 23~25ページ
情報ページ:ポリフェノールとは?