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胃酸逆流や逆流性食道炎の原因にもなる食べ物例

2019年03月22日

食べ物と健康

食べ物や食事をした後にゲップが出たり、胸やけや不耐性を感じたり、胃酸が逆流しているような気分はありませんか?

胃酸逆流や逆流性食道炎の原因にもなり得る食べ物の例をご紹介します。

 

胃酸逆流や逆流性食道炎とは:

胃酸が逆流する症状のいわゆる胃酸逆流はGERD(gastroesophageal reflux disease)とも呼ばれています。

逆流性食道炎は胃酸や、十二指腸液が、食道に逆流することによって食道にある粘膜が刺激されて、炎症が発生する症状として知られています。

一般的には、胸やけのような状態というとわかりやすいかもしれません。

そのような症状が出ている時に出されるのは、一般的に胃酸を抑える作用を持つプロトンポンプ阻害薬(PPI)などの内服薬ですが、根本的な解決にならない場合には、食べ物や食事、それに生活習慣の見直しがおすすめといえます。

 

胃酸逆流や逆流性食道炎の原因例に挙げられる食べ物や食事?:

では、胃酸逆流や逆流性食道炎などの原因となる可能性として考えられる食べ物や食事とはどのようなものが考えられているのでしょうか?

2011年に行われた調査の結果では、pH値が5を下回る食べ物を避けた結果、20人中19人において症状が改善されたという報告もあるようです。

また、他で報告された調査においては、一般的にpH値が3~4が多いとされる炭酸飲料を摂取することを避けただけでも、胃酸逆流や逆流性食道炎の症状が改善されたというものもあるようです。

炭酸飲料に限らず、缶やペットボトルに入った飲み物の多くには、保存剤として酢酸、クエン酸、アスコルビン酸をはじめとする「酸」、が加えられていて、それらの酸が胃酸逆流や逆流性食道炎などの原因となっている可能性も指摘されています。

 

また胃酸逆流や逆流性食道炎の症状が出ている時に避けることをおすすめされている食べ物や飲み物、食事類には下記のような食品が挙げられています。

・コーヒー、
・紅茶、
・炭酸飲料類、
・アルコール類、
・フライ類の食べ物、
・チョコレート、
・脂肪が多い食べ物類(その場合は野菜も多く食べるようにする)、
・辛い食べ物や飲み物類、
・暴飲暴食、
など。

 

また、食べ物や飲み物を含む食事以外の生活習慣についても、避けることをおすすめされる例が下記のように報告されています。

・寝る前には食べ物や飲み物を控えるようにする、
・朝起きた際や食事の前にコップ一杯のお水や白湯を飲む、
・メタボや肥満になると脂肪が溜まって、胃にも圧力がかかることからも、留意する、
など。

 

近年は胃酸逆流や逆流性食道炎の症状が出やすい状態にあるのだそうです。

その原因の1つは、加工食品の増加、新鮮な野菜や食べ物を食事でする機会が減っている、脂っぽい食べ物の増加、冷凍食品の増加、ストレスが多いなどさまざまといえます。

食べ物や生活習慣でできることは多いために、留意いておきたいものです。

 

参考にした情報:
日本消化器病学会による報告

タウンセンド・レター・Drs(英文)
2018年10月 第423号 96ページ

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