認知症の症状判断の基準に関連する事柄の例
認知症は日本でも増えてきているために気になる人も多いのではないでしょうか?
アルツハイマー型認知症の症状については判断基準に関連する事柄の例として挙げられることもあり、世界で認知症書籍ベストセラーの専門医が例を報告しています。
アルツハイマー型認知症の原因:
私たちが何かの症状や病気にかかった時には、何が原因だったのかを考えることは一般的です。
アルツハイマー型認知症についても、それは同じではないでしょうか?
原因として考えられるのは、どうやら1つではなく、複数の原因が重なって症状になっている可能性が考えられそうです。
アルツハイマー型認知症の症状を改善させることに成功し、書籍も日本も含む海外でも人気ベストセラーの著者でもあるデール・ブレデセン医学博士は認知症の代表的な要因の例として下記を挙げています。
・炎症、
・ビタミンDをはじめとする栄養素の欠乏、
・糖類の過剰摂取、
・有毒物(口内、カビ、水質、マイコトキシン・・など)、
・人工的な脂質、
など。
同博士は、上記のアルツハイマー型認知症の判断のためにも、それらの要因や原因として、その特定の人は特にそれらのうちの何に関連しているかを考えることをおすすめされています。
例えば、食べ物や食事、あるいは間食などにおいて、砂糖が過剰に摂取されていることが関連していることが認知症の要因になっている可能性が考えられるのであれば、まずはその習慣を見直すことをおすすめし、誰にとっても見直しが遅すぎることはないと伝えています。
砂糖の過剰摂取が気になる場合には、炭水化物類の代わりに、たんぱく質や魚などに含まれている栄養素のオメガ3や、オリーブオイルやココナッツオイルなどに含まれる良質なオイルを増やすことでお腹が満たされたり、より健康的な食べ物や食事に変わるといわれています。
とはいえ、やたらと炭水化物類を極限まで減らすいわゆる最近も人気が続いているケトン体ダイエット、又は英語で表現されるところのキトジェニック・ダイエットは必ずしも、良いことばかりではなさそうですので留意も必要といえます。
ブレデセン医学博士の書籍の中には、脳の70%以上は脂質でできていることも書かれています。
アルツハイマー型認知症のように、脳と関連がある症状や病気の場合にも、脳の脂質について考え直すようにおすすめされています。
そのことからも、食べ物や食事の中に含まれる脂質を考えることは最もおすすめの1つといえます。
その他に認知症と関連が大きいとされることがらについても、下記の事柄が報告されています。
・糖類と炭水化物類、
・睡眠不足や睡眠の質の悪さ、
・鼻をはじめとする感染やアレルギー反応、
・大きなストレス、
・腸内環境、
・水銀や口の中の詰め物、
・カビ類、
・前段階の糖尿病症状、
・人工的な油のトランス脂肪酸や他の人工的につくられた脂質、
・ホモシステインのレベル、
・ビタミンB12やビタミンD、あるいは他の栄養素の不足や欠乏など、
など。
気になる場合は、日本でもブレデセン医学博士の書籍「アルツハイマー病 真実と終焉」は人気になりましたので、一度読まれることもおすすめです。
参考にした情報:
The Fat(脂質)Summit2(アメリカで開催されたイベント)
The Future(未来) of Alzheimer’s(アルツハイマー) disease(病気)
デール・ブレデセン医学博士へのインタビュー
2016年11月16日