カレーの色素成分ターメリックと認知症の関係
カレーの色素成分ターメリックと認知症の関係
カレーの色素を作っている黄金色の成分は、ウコンの根から抽出されているターメリックという成分ですが
この成分には、様々な効能があるとされています。
ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンは、強力な抗炎症成分が含まれています。
ふしぶしに違和感や痛みがある場合などに非ステロイド性抗炎症剤の代わりに用いることにより副作用の心配なく症状の改善が期待できるということもアメリカの実験により明らかになっています。
また、消炎や肝臓をいたわる作用を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
そして近年では、ターメリックにより認知症の予防に期待できるという意見が注目されてきています。
カレー大国インドでは、アルツハイマー型の認知症患者の数が欧米に比べて少ないというデータもあるそうです。
この理由の一つとして、ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンが挙げられるようです。
クルクミンは、アルツハイマー型認知症の原因とされる「アミロイドβ」という物質が脳内に蓄積するのを防ぐ効果が
あると考えられているのです。
スパイシーなカレーは、いかにも脳に刺激を送ってくれそうなイメージですが、実際に効能が期待できるとは驚きですね。
余談ですが、市販のカレールゥにはトランス脂肪酸やグルテンなど、体に負担になる成分が多用されているのでその点にも注意が必要です。
本場のインドでは、カレーとはスパイスを使って野菜などの食材を煮込む料理とされていて日本でのカレーとは少し異なります。
インドの伝承医療のアーユルヴェーダにおいても、スパイスを用いて治療をしますがそれと同様に食べるカレーでも治療目的のようにいろいろなスパイスをその時々で変えながら調合して作るのです。
カレーを作る際には、市販のカレールゥを使わずにターメリックなどのスパイスを調合して作るようにすると、より安全で効果的なのでお勧めです。
情報ページ:クルクミンとは?