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疲れが続く慢性疲労症候群と線維筋痛症の共通する症状

2018年05月23日

健康

疲れている状態や症状が続く慢性疲労症候群や、痛みも伴う線維筋痛症の症状で共通する症状が報告されています。

いずれの症状も日本でも増えているようですが、見分けにくいということからも、知っておくと便利かもしれません。

 

慢性疲労症候群の症状:

慢性疲労症候群はいつも疲れている症状や朝からしんどかったり、朝の寝起きにもかからわずカラダが動かなかったり疲れが残っている状態が続いている症状で知られています。

そのような状態が続くと、身体は疲れ、動くことが億劫になったり、精神的にどんよりしていたりなどすることも少なくないようです。

慢性疲労症候群と診断されるまでの期間の目安としては、6カ月程度以上継続して続いている症状と報告されています。

日本においては、長年にわたって神経症性障害の部類に属してきたものの現在はどの分類になるか再検討が進められているようです。

 

線維筋痛症の症状:

線維筋痛症も疾患のようなイメージがつきまとうものの、シンドロームという言葉が使用されていることからも和訳でも症状に値して分類されています。

主な症状の中には関節や骨格、筋肉などにこわばりや痛みが続くことが報告されていて、リウマチ性疾患です。

似た症状の1つが上記に述べた慢性疲労症候群をはじめ、お腹の調子が良くなったり悪くなったりすることで知られる過敏性腸症候群や、何かの香りや化学物質などにアレルギー反応や他の症

状が出ることで知られる化学物質過敏症などが知られているところです。

 

共通の症状や原因として挙げられる例:

線維筋痛症は上記に似かよった症状が知られるところではありますが、慢性疲労症候群と線維筋痛症の症状には共通した原因や症状の例が下記のように挙げられているようです。

・頭の脳の前部分に位置している前頭葉に関する障害。
・カラダの中に食べ物などが入ってきた際に身体を守ろうとして、様々なものに反応をして免疫組織が攻撃をしはじめる症状の自己免疫疾患。
・神経系のバランスの崩れ。
・酸化ストレス。
・季節の影響を受ける花粉症などの症状や障害。
・ミトコンドリアに関連する障害。
など

 

原因から考えられること:

上記のような症状や障害は、一般的には何か1つのことが原因になっていることとは考えられていないようです。

多くの場合には、それらの症状を持ったからといって攻められるものではないことが原因にもなっていることが報告されています。

原因や引き金になっているものの例に良く挙げられているのは、自分ではコントロールができないような環境汚染、添加物や化学物質、ストレス過多、マグネシウムをはじめとするミネラル栄

養素やアミノ酸などの栄養不足、睡眠不足、運動不足などさまざまな原因が挙げられています。

予防や改善を考えた場合においても、何か1つのことだけに集中するよりも、それらを複合的に見直していくことがおすすめされることが一般的といえます。

 

 

参考にした情報:
Yaser E et al. Hippocampus dysfunction may explain symptoms of fibromyalgia syndrome.
Journal of Rheumatol. 2008;35:1371-1337.

 

情報ページ:マグネシウムとは?

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