睡眠の質を自然に上げるのに役立つ朝の時間の過ごし方のおすすめ
睡眠時間が短かったり、寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めたり、眠りが浅かったりなどの睡眠の質が気になる場合にヒントとなるおすすめは、朝と夜の時間の過ごし方を見直してみることです。
睡眠の質を自然に上げる可能性を高めるヒントが紹介されています。
睡眠の質は朝の時間の過ごし方で変わる?
夜の睡眠の質が悪かったり、寝つきが思うように良くなっていない場合は、朝の時間に加えて夜にどのように過ごしているかを観て、必要に応じて見直してみることもおすすめです。
睡眠に関わる夜の時間と朝の時間の過ごし方は全く相容れないようにも思われがちですが、私たちの睡眠と深く関係があるとされている体内時計やホルモンバランスなどを知る限りでは、関係が深そうです。
朝の時間をどのように過ごすかによって、夜の睡眠の質も左右されることが報告されています。
ついつい他のことを優先するあまり、睡眠時間が短くなりがちなのが現代社会なのかもしれません。
睡眠は私たちが考える以上に大切なことがわかってきているようで、日々行っている選択や決断、記憶や集中力など脳にも関わる働きからはじまり、ホルモンバランス、体内で発生する炎症や症状などありとあらゆることに関連しているのが睡眠といえます。
また睡眠が大切な別の理由も存在します。
寝ている時間が大切な理由の1つには、寝ている間に体内でさまざまなことが修復され、免疫力も身体が休まっている間を利用して復活するようにできているようです。
それと、睡眠の質を左右するのは、朝の時間の過ごし方であることも多く、報告例を下記にご紹介します。
朝の時間を過ごすのに良くおすすめされる例:
・朝の時間は十分なゆとりを持って行動をする。
体内リズムが狂ってしまう1つの原因として挙げられることが多いのは、時間が無いためにお通じを我慢して出かけることです。
後で出れば良いのですが、つい忙しくしていてお通じが出るタイミングを逃してしまうことも少なくないのではないでしょうか。
午前中はカラダにとっては解毒の時間でもありますので、ゆとりを持つことでお通じが出る習慣がおすすめです。
また時間がないために、十分に食べ物を噛む時間が無いために流し込むことで消化しにくくなることも挙げられます。
・身体を動かす。
寝ている間に同じ格好をしていることからも筋肉をはじめとする身体が固まってしまいます。
そのことからも、朝目覚めてからストレッチをしたり、ヨガをしたり、散歩をしたり、掃除をしたりすることもおすすめとの報告もあります。
身体を動かすことはお通じにもつながるのではないでしょうか。
・朝陽を浴びる。
朝の太陽を浴びることは体内にビタミンDを取り入れたり、エネルギーをいただくことにもつながりますが、同時にここで夜の睡眠にも影響があることで知られます。
朝陽を浴びることで、身体は目覚めたことを自覚し、15時間後くらいに睡眠ホルモンでも知られるメラトニンが出たりすることでも知られています。
睡眠のスイッチをオンにすることを考えると、眠りに就きたい15時間前に目覚めて、太陽の光を浴びることがおすすめです。
・口内環境を整える。
寝ている間に溜まったバクテリアは口の中に溜まった状態で朝を迎えるといいます。
そのために朝にうがいをしたり、歯や舌を磨いたり、常温のレモン水を飲んだり、50度くらいまでのお湯を飲んだりすることもおすすめされています。
バクテリアは口内環境だけにとどまらず、炎症や心臓などにも影響を与えることが報告されています。
・朝食は重すぎず?
朝がカラダにとっての解毒の時間であることを考えると、朝食は重すぎない方が良さそうです。
スムージーを飲む場合は緑の野菜を多めにし、甘すぎる果物は控えることなどが良く挙げられる例といえます。
また、ファーストフードやパン類などの食べ物については、専門家によっては不耐性や炎症の原因になったり、余計にお腹がすいたり、食べた後の8時間程度は臓器に大きな負担をかけることなどの原因からも、朝食にはおすすめしないことも挙げられています。
上記は良く挙げられる朝についての睡眠と関わるおすすめの事例ですが、夜の時間の過ごし方でもカギになる点がいくつかあります。
熱めのお風呂に入る、睡眠の3時間前には食べ終わる、寝る前に沢山飲まない、お風呂から上がってからはテレビやスマホ、パソコン、明るい照明を避けるなどが睡眠の質を左右する原因にもなっていると報告されています。
参考にした情報:
ヘザー・ティック医学博士の健康的な朝のルーティンビデオ
2018年4月20日
NPO法人IHMA(イーマ)第140回定例会
2018年4月18日 18~20時
本当に正しい医療が人生を変える
吉野 敏明医学博士
情報ページ:ビタミンDとは?