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オメガ3脂肪酸やオメガ酸とがん予防

2015年01月16日

診断

 

世界的に魚などに含まれるオメガ3脂肪酸やオメガ酸についての研究報告が増えています。

食べ物や食事としてのオメガ3脂肪酸におけるがん予防の可能性について発表された報告など、例を踏まえて健康のヒントをお伝えします。

 

オメガ3やオメガ酸と魚:

一般的に知られるオメガ3脂肪酸やオメガ酸を代表する食べ物といえば魚ではないでしょうか?

魚を食べる回数、種類や量、調理法、味付け、天然か養殖かなどによって異なるものの、正しくオメガ3脂肪酸を摂取することで一般的ながん腫瘍の発達を予防できるなどの可能性の報告は多く存在しています。

養殖より天然が、揚げ物より刺身がおすすめされたり、週に二回以上、脂がのっている方が脂肪酸が多いなどといった感じの詳細報告もあります。

今回の報告はあくまでもがんとリスクについての内容であることから、妊娠を予定している場合、妊婦、授乳中では変わってくると思いますし、そうあるべきかと思います。

 

魚とがん:

報告の中には魚に含まれるオメガ酸3脂肪酸を摂取することでCOX-2(腺がん促進に貢献する補酵素)の活動が抑制されることで、がんのリスクを減らしているのだそうです。

ただし、その中で強調されているのはやみくもに食べるのではなく、魚の量や天然かなどにも結果は左右されるとのことです。

イタリアでのオメガ3についておこなわれた研究では週に2回魚を食べるひとと1回以下の場合では、2回の方ががんリスクが圧倒的に低いと報じられました。

また定期的なオメガ3を含むフィッシュオイルやサプリメントの摂取でもがんのリスクが下がるということです。

味付けはイタリアらしく日本の食べ方とは異なりますが、イタリアの場合はオリーブオイルやドレッシングと魚の相性が良いようです。

 

がん予防とオメガ3:

ワシントン大学の調べでは魚とサプリメントの併用でオメガ3を摂取することで多く摂取した場合、がん死亡率が23%も減少したと報じており、がん以外での有効性の可能性も示唆されています。

時にはがんが成長する芽をつむぐような働きで予防に大きな可能性があると伝えています。

 

日本人と魚:

日本では昔から魚を食べる習慣があること、生で刺身の状態で食べること、住環境が海と近いことなど魚を食べる良い環境にあります。

残念なことは魚の収穫量が減り、魚の価格が高くなっていることや肉食が食べ物や食事で増えたことなどの理由からも、魚を食べる量や頻度が減っているということではないでしょうか。

身近にさまざまなリスクから身を守り、健康維持に広く働いてくれる食べ物がある日本は幸せな環境といえますし、魚の良さを再認識できた報告でした。

 

 

情報のソース:

“A Higher Dietary Ratio of Long-Chain Omega-3 to Total Omega-6 Fatty Acids for Prevention of COX-2-Dependent Adenocarcinomas.”

Nutrition and Cancer, 2014;DOI:10.1080/01635581.2014.956262

 

Saint Luke’s Mid America Heart Institute. Cardiovascular Research Center Scientist James J. DiNicolantonio PharmD.

 

Marked benefit’s found for cancer prevention with a higher intake of fatty fish. by Taylor & Francis

ScienceDaily.com/releases/2014/11/121112120100.htm

 

オメガ3脂肪酸フィッシュオイルについて

 

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