線維筋痛症の共通点と食事で予防のおすすめ
線維筋痛症の共通点を知ることと食事の影響を知ることは予防につながるためにおすすめといえます。
レディー・ガガが活動を休止したのは線維筋痛症の症状による痛みなどが原因のようですのでいかに大変かということがわかります。
線維筋痛症と共通点:
線維筋痛症になる人の数は近年増加傾向にあり、特にアメリカでは今回のレディー・ガガのように多くの若い女性が痛みや疲れをはじめとする症状に悩まされていることが以前から報告されています。
薬の技術が発達しているといわれるものの、効果的な薬は存在しないとも言われるほどに治療についても時間がかかることも少なくないようですが、近年では食事をはじめとする栄養や生活習慣を見直すことなどで改善される例も数多く報告されているようです。
一般的な病院でもおこなわれる検査においても結果がわかりにくく、他の症状や疾患と重なったり似通ったりする点も多く複合的なことからも線維筋痛症として見極めるのが難しいともいわれるだけに、一般的に専門家によって報告されている線維筋痛症の症状の共通点を知ることは正しい判断や診断、予防にもつながるのではないでしょうか。
線維筋痛症の症状の共通点として挙げられている例は下記のとおりです。
・女性に多い
・疲れやすかったり、いつも疲れている慢性疲労
・特定の食べ物などが体内に入った時に自らの免疫が攻撃をはじめることで知られる自己免疫疾患
・喉のあたりにある甲状腺機能の低下
・副腎疲労
・ホルモンや生理の乱れ
・寝付きが悪かったり夜中に何度も起きたりを含む不眠症
・ストレス過多
・筋肉や関節、頭痛など一定の痛みがある
など
男女での差:
女性に多いという点では、ホルモンや生理の乱れ、甲状腺機能の低下、副腎疲労においても男性よりも女性に多い症状ともいわれています。
女性は生理の周期の際にホルモンのバランスにも関係があったり、栄養素が不足しやすくなる時期があったりすることも影響をしているとも考えられています。
男女での差ではホルモンの違いだけではなく、感情についての組織やストレスレベルに出る反応にも差があることが報告されています。
その他にも免疫組織や脳の作りや考え方にも女性と男性では大きな差があることが影響をしているとの報告もあるようです。
甲状腺や自己免疫疾患と副腎疲労:
甲状腺については喉の下の方にある甲状腺の張りや腫れを感じる期間が長い場合には甲状腺機能の低下だけではなく、自己免疫疾患の早期発見につながることもあるともいわれているだけに気にかけておくのもおすすめといえます。
甲状腺機能の低下や自己免疫疾患、副腎疲労でも共通点は疲れやすかったり、昼食後に眠くなったり集中力や記憶力が低下したり、感情のブレが大きくなったり、代謝が低下することで体重や体脂肪が乗りやすかったりという点でも共通点とも考えられますし、線維筋痛症も含めて共通点が多いことからも病名をつけるという意味においては特定をすることが難しいとも言われることがわかります。
そのために検査を行なうことがおすすめされるのですが、そもそも検査自体が正しく選択できていなかったり、甲状腺や自己免疫疾患の検査では40%程度は検査結果に出てこないことも多いようですので、正しく診断されにくいこともわかるようにも思えます。
それらのことからも、いかに予防をしておきたいかがおわかりかと思います。
予防におすすめされる食べ物や食事:
日頃の生活ではストレスが高まったり、睡眠不足になったりすることは誰にでも発生することかと思います。
自分だけでコントロールできないこともありますので、できることで選択が可能なことを見直してみるということが予防にはおすすめといえます。
選択が可能なものの中では食べ物や食事があります。
実際に私たちのカラダやココロ、考え方への影響も含めて食べたものでできていますので、線維筋痛症や甲状腺をはじめとする症状についても基本的な点では同じことがいえそうです。
食べ物や食事で意識したいこと:
予防を中心に考えた場合どのようなことでも共通しておすすめされているのが、炎症でまとめられているアレルギー反応に出ないようにする食べ物や飲み物を選ぶということです。
食べ物や食事の後にお腹が張ったり、胃がもたれたり、頭痛がしたり、下痢になったり、便秘になったり、たくさん食べたばかりなのにお腹が満たされなかったりすることは食べたものへのアレルギー症状の例ともいえます。
反応がすぐに出る場合もあれば数日後に出ることも考えられます。
アレルギー反応が出やすい小麦や乳製品を使用した食べ物や食事はそのような点では留意が必要とされています。
日本では多い花粉症やアトピー性皮膚炎などもアレルギー症状であることからも季節の花粉症がある場合には早い段階で食べ物や食事、生活習慣を見直してみることがおすすめです。
血糖値:
血糖値がすぐに上がる食べ物は炎症やカラダにとってのストレスにもなりやすいことがわかっています。
また線維筋痛症の場合や甲状腺、副腎疲労などの場合でも食べた後にすぐに血糖値が上がることで負担になりやすかったり、影響も出やすいことが報告されていますので、甘い食べ物や飲み物、加工食品を食べ物や食事の最初に持って来るのは控えた方が血糖値の急上昇にはつながらないという点ではおすすめです。
ゆっくりとした血糖値にしたい食べ物では白い色の穀物や麺類などの食べ物よりも茶色い色の方が上がりにくいためにおすすめです。
また甘い果物よりも野菜は血糖値が上がりにくいことからも食事の最初に野菜から始めるのも良いのではないでしょうか。
空腹時に急にデザートを食べることは急な血糖値につながるので、デザートを良く食べる場合は食事のすぐ後が一番適した時間といえることからもおすすめです。
食べ物自体に選択の余地があれば、食べ物が自然界の形をした状態のものの方が加工食品よりおすすめです。
線維筋痛症や自己免疫疾患、副腎疲労などの予防において食べた後にカラダの内なる声によく耳を傾けることはそれらを知ることにつながりますし、予防においても最適です。
それらの症状がある場合には睡眠時間も多く必要になります。
そのような場合に一般的におすすめされる睡眠時間は8時間程度は必要といわれますので、それが6時間程度では尚更疲れやすかったりすることが考えられます。
参考にした記事:
ザ・フィブロ・フィックス・サミット(米国開催)
線維筋痛症の副腎疲労リセット戦略サポート(英文)
アラン・クリスチャンソン博士
2016年6月23日