ビタミンDが不足や欠乏している理由やサインとその見分け方
ビタミンDが不足していたり欠乏している人の割合は約50%とも報告されています。
ビタミンDが増えるだけでもがんや慢性病になるリスクが3〜5割も減ると伝えられていることからも大切さがうかがえます。
ビタミンD不足や欠乏の理由やその見分け方について考えます。
Contents
ビタミンDは他のビタミン類と全然違う!?:
ビタミンDというと日本ではあまり聞き慣れないイメージではないでしょうか?
一般的な他のビタミン類とは異なり、ビタミンDは食べ物や食事ではほとんど補給することができず、栄養素というよりは太陽の光を受けて体内で作られるステロイドホルモンに分類されることからも他のビタミン類とは全く違うことがわかります。
ビタミンDが欧米で人気な理由:
ビタミンDは欧米では良く耳にしたり、多くの情報を目にしたりします。
検査技術が進むにつれて非常に多くの人がビタミンD不足や欠乏になっていることがわかってきたと共に、多くの調査や報告が進むようになったことがその理由といわれています。
人口の50%はビタミンDが欠乏しており、どのような人が欠乏しているかも次第にわかってきたようです。
またビタミンDが不足したり欠乏することで、あらゆる症状や病気とつながっている慢性病や感染症、がんなどになるリスクが大きく高まることが報告され、がんでは3〜5割もそのリスクが高くなると伝えられています。
実際にビタミンDが欠乏している人の検査ではビタミンD値が少なく、その反対にビタミンD値が少ない人にそれらの疾患や症状も多いことも報告されていることも人気の理由となっているようです。
あなたはビタミンDが十分?それとも不足欠乏している?:
どのような人がビタミンDが十分ではないかの共通点が挙げられていますので下記にご紹介します。
ビタミンDが不足しにくく値が満たされている人:
・外で過ごす時間が長いといえる生活をしている人。
特に農作業や他の外での仕事、ガーデニング、散歩、ジョギング、買い物も含めて毎日歩いたり自転車での移動が多い人、犬を飼っての散歩をしている人などは毎日3少なくとも30分以上は太陽の光の恩恵を受けていると考えられます。
ビタミンDが不足欠乏しやすい人:
・日焼け止めを塗っている、あまり外に出ない、腸内環境の乱れから便秘や下痢が多い、10代の子供、50代以上、不安や心配事が多い、体重過多、赤ちゃんも含めて頭を中心に汗をかく、慢性疲労や副腎疲労と共にある線維筋痛症の人等に共通してビタミンDが不足や欠乏している場合が多いとのことです。
10代の子供たちについては太陽の光を浴びる機会が昔は多かったものの、近年は外で時間を過ごすよりも室内にとどまる傾向が強く、勉強だけではなくゲームやインターネット、スマートフォンなどに費やす時間が増えていることも不足しやすい理由になっているようです。
アメリカの国立機関が子供達を対象に行なった栄養検査では、1〜5歳の子供では50%、6〜11歳では70%もの子供においてビタミンDの値が十分ではないか不足欠乏しているという結果となったことが報告されています。
50代以上の場合には、年齢を重ねると共に体内でビタミンDがつくられにくくなることが報告されています。
70歳以上になると他の年代と比較した場合に体内でつくられるビタミンDは30%程度少なくなることも50代以上で年齢を重ねると十分ではなかったり不足欠乏しやすい理由になりやすいようです。
最近になって腸内環境が乱れやすい場合においてビタミンDが不足しやすいという報告も相次いで目にします。
特に増えているのは小麦などのアレルギー反応によって腸内に炎症が発生している場合やアレルギー症状が出ている場合などです。
食べ物や食事で栄養素を補給していたとしても、消化や吸収が上手く機能していることが少なくない理由による腸内環境の乱れもビタミンDが不足しやすい理由になっているようです。
参考にした情報:
ジョセフ・メルコーラ医学博士のホームページ
7signs you may have a vitamin D deficiency
2017年9月5日
情報ページ:ビタミンDとは?