女性がダイエットで成功しにくくリバウンドの理由は科学的に歴史的にも?
現代の女性がダイエットに成功しにくくリバウンドしやすい理由は科学的に、また歴史的にも理解できるようです。
昔よりも今の方が体重は増えやすく、ダイエットの成功が難しい理由が科学者によっても報告されていましたのでご紹介します。
女性の方が体重増加しやすい?:
今と変わらず昔からダイエットについての関心は大きかったのかもしれないと思わせてくれる内容の生物化学の報告があります。
300年以上も前の資料が残っていること自体素晴らしいことですが、1712年に発表された生物化学による報告の中にチンパンジーを使った研究が示されています。
同じ環境下でオスとメスが生活した場合に10年間の経過をたどるとオスは10年間で33.2%の体重増加だったのに対して、メスは37.2%の体重増加が確認されたとの報告が生物化学278という報告の中に残っているようです。
もちろん人間と動物ではさまざまな違いがあることからも同じように扱うことはできない上、この報告は一例にすぎません。
現代の科学者の多くは興味深いことを語っています。
外見の身体の見かけについは現代の日本でもそうであるように、顔は小さくなり、足は長くなっているものの、人体は現代も20万年前も身体の仕組みは変わっておらず、大きな変化をしていないということです。
では、なぜ昔よりも現代人の方が体重が増えやすく、ダイエットが成功しにくくなっているのでしょうか?
その背景には、少なくともいくつかの理由が存在しているようです。
昔よりも現代人の方が体重が増えやすくダイエットが成功しにくい理由の例:
・ストレス:
科学では20万年前のヒトと現代人の比較の中にストレスというキーワードを前面に出して報告しているのが印象的です。
昔のストレスというと、危機と飢えを意味していましたが、現代のストレスは肉体的にも精神的にも多種多様になっていることがわかります。
大きな意味からは下記のようなものもストレスに分類されるのではないでしょうか。
・加工された食べ物:
今よりも10年前、10年前よりも20年前、20年前よりも30年前の方が加工された食べ物のいわゆる加工食品を食べる割合が一般的に増えていることが報告されています。
昔は食べ物の形をした野菜や果物をすりつぶしたり、細か砕いたりすることはあったとしても自然界ににはない人工的な粉や液体、油、つなぎとなる物質や人工的につくられた防腐剤などを使うことはありませんでした。
加工食品に含まれるそれらの物質の多くは人工的につくられることからも、昔から変わっていない身体にとっては大きなストレスとなり、それらの物質は体内に蓄積されやすいことは、体重増加やダイエットが成功しにくい原因にもなっています。
・有毒物質:
益々便利になる私たちの生活をとりまく環境や身の回りの物質ですが、同時に大気等の環境汚染にもつながり、身体にとってはそれらの物質が入った場合には頑張って解毒しようと頑張る必要があります。
有害物質と表現されると大げさにさえ感じるかもしれませんが、科学的には私たちが日々使っている多くの掃除に使う清掃用品からはじまり洗剤やスキンケアや化粧品、ヘアケア、髪の毛を染める物質などの日用品にいたるまで人工的につくられた言ってみれば不自然な物質で溢れているというような表現が使われています。
・ノイズ:
何かの音や雑音のようなノイズでさえも私たちのダイエットが成功しにくい理由になっているとは日頃考える機会はなかなかありません。
身体にとっては、昔と今も変わっていないのであれば、音自体も私たちの身の回りに溢れているといえます。
・ペース:
何かと慌ただしくなっている現代では、ペースそのものが早まっているといえます。
10年前と比較しても、便利になっている一方で、何となく時間が足りないようにさえ思えますし、物事にかける時間も短くなっていることが報告されています。
・砂糖:
甘い食べ物や飲み物が好きな私たちにとっては耳の痛いことですが、ダイエットが成功しにくくなっているのも、体重が増えやすくなっている理由の1つは砂糖の摂取量にも表現できます。
数十年前と比較しても砂糖の摂取量は年を重ねるごとに増えていることが報告されています。
とりわけ自然界の砂糖とは異なる人工的な甘味料は、摂取するとその後に更に甘いものが食べたくなったり飲みたくなったりする傾向にあることも体重の増加やダイエットが成功しにくくなっていることとは無関係とはいえないようです。
上記は昔と比較して一般的に増えているものごとといえますが、一方で減っていることによって体重の増加やダイエットが成功しにくくなっている原因になっているものごともあります。
・食物繊維:
食べ物の中でも食物繊維や食物酵素を摂取する量は昔と比較すると減っています。
自然界に存在する野菜や果物には食物繊維が豊富に含まれているものの、その機会が減ってくるに連れて、食物繊維や食物酵素の摂取量も比例して減って来ているといえます。
・睡眠:
睡眠時間も睡眠の質も現代の慌ただしい生活の中では低下しているのが一般的です。
欧米では睡眠の質や時間について見直す人や企業が増えています。
それは睡眠が与える影響の大きさを知っているからに他なりません。
睡眠時間や睡眠の質が低下することは体重を増加させやすく、ダイエットの成功につながりにくく、ジャンクフードに手を出しやすく、集中や記憶力の低下に結びついていることがさまざまな報告によってわかってきています。
・日光浴:
昔とは違い、日頃の生活の中で外で過ごす時間は一般的に減っていると言えます。
ビタミンDを体内で生成するなど太陽の光の恩恵は多く、私たちが健康的な考え方ができるのも、身体が健康的に働いてくれるのも太陽の光と大きく関係しています。
日光浴が少なくなる季節や地域では、健康度合いが低くなる一方で病弱になりやすく、精神的にも不安定になる傾向にあり、太陽の恩恵を考えずにはいられません。
私たちの身体はストレスが大きくなったり、不安や危機感が強まることで身体は危機に直面していると感じ、昔と変わっていないからだは今からくる危機に備えてサバイバルモードに突入することがわかっています。
そうなると筋肉からカロリーを奪い、脂肪組織に蓄えられることで、何かがあった時に備えて脂肪を蓄えようとする動きに変わるのだそうです。
そのような状態では、体重が落ちにくく、ダイエットが成功しにくくなります。
またストレスホルモンといわれるコルチゾールが乱れ、精神不安定や、睡眠の質の低下にもつながるだけではなく、コルチゾールが乱れると脂肪を蓄えやすく、脂肪を燃焼しにくくすることからも体重の増加やダイエットが成功しにくい状態につながってきます。
コルチゾールの乱れとサバイバルモードへと突入することで砂糖類や塩分、油物を身体は欲しがり、もっと食べたり飲んだりする傾向へとつながることも報告されています。
参考にした情報:
アドレナル(副腎)リセット・ダイエット
75,000人分のカルテからの経験
アラン・クリスチャンソン自然医学博士
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