小麦グルテン食品とアレルギーの脳への影響
小麦などグルテンが含まれる食品によるアレルギーは脳に影響を与えることが報告されています。
小麦アレルギーは今や世界中で多くの人が患っているだけに気にかかるところです。
小麦アレルギーについて:
小麦をはじめとするアレルギーに関連が深いグルテンなどの物質による影響を身体は受けていることはわかりますが、患者さんの90〜95%が何らかのアレルギーがあり、一番のアレルギーの原因になっているのがパンや麺類、多くの加工食品類などに多く含まれるグルテンに反応を起こしていると医師の講演会で報告をすることが多いトム・オブライアン医学博士によって昨年1月に報告されました。
同博士曰く、小麦グルテンを含む食べ物の影響についてまだ多くが解明されていなかった時期には、小麦粉を含む食品についての説明として栄養素が入っていない粉を固めた食べ物で、多く食べることによって栄養バランスの崩れや不足の原因になることからアレルギー体質になりやすいという説明をされていたようですが、腸や脳からはじまり多くの疾患との関わりが多いことが報告されてくるにつれて、説明の仕方を変えるようになってきたといいます。
アレルギー反応について:
腸内は一般的に3〜7日程度のサイクルで新しく変わる仕組みになっているにも関わらず、小麦グルテンやあるいは他のアレルギー反応食品や飲み物が体内に入ってアレルギー反応が継続して繰り返されるということは、腸内環境に大きな影響を与えていることがわかってもらえるはずと同博士は考えています。
アレルギー反応というと嫌なイメージがあるかもしれませんが、本来は身体が外敵から身を守ろうとして免疫細胞が攻撃してくれていることのために、せっかく身体がわざわざサインを出して教えてくれているために無視すべきではないということを知ればアレルギー反応に対してのイメージが変わるのではないでしょうか?
小麦に対してアレルギーが与える影響:
ある報告の中には、グルテンなど小麦にアレルギー反応を示すグルテンの過敏症の人びとに調査をした場合、73%のグルテンか敏捷の人の脳内のどこかで血流が滞っている所があることがわかったと伝えられていました。
そのことからも、お腹の張りや便秘や下痢、頭痛、うつ症状、睡眠障害、自閉症やADHD、アルツハイマーや認知症などになる確率が上がるために、若い年齢でそのような症状が出る場合は特に注意をして欲しいとの報告でした。
なぜ多くの人がアレルギーになるか:
アレルギーになる人の数は増えていることは周知のとおりですが、その原因はさまざま存在し、その1つは昔とは見た目は変わらないのに中身が変わった食べ物にもあるようです。
例の1つが小麦といえます。
パンや麺類、加工食品の多くに含まれる小麦は昔のものとは違って沢山の品種改良や遺伝子組み換えが加えられてきた結果、世界中の人が食べることができていますが、その一方で昔と変わらない体内の仕組みは対応できるようにはできていないことがアレルギーを引き起こす原因になっていると考えられています。
体内の免疫組織も昔のままで進化できるわけではないために、ケミカル的な物質が体内に入ってくると刺激されたり、外敵から身体を守ろうとしてサインを出していることがわかっています。
参考にした情報:
ヘルシー・ミー・サミット
2016年1月9日
トム・オブライアン医学博士へのインタビューより
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