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マイクロバイオームを整えてリーキーガットや自己免疫疾患を予防して遠ざける

2017年02月01日

マイクロバイオーム

体内の微生物でマイクロバイオームを整えることは、多くの人が患っていると思われる腸管漏れのリーキーガット(LGS)やそれと関連性の高い自己免疫疾患を予防して遠ざけることにもつながります。

マイクロバイオータとマイクロバイオーム:

私たちの体内は微生物やバクテリアとも呼ばれる別名をマイクロバイオータで知られ、そのマイクロバイオータが集まったいわゆる集合体をマイクロバイオームと呼ばれています。

そのマイクロバイオームは体中に存在し、特に腸内に多いことが報告されています。

またマイクロバイオームが隅々まで身体全体を覆ってくれていることで皮膚の上に膜を張って、ウィルスや病原菌などから身を守ってくれていると言われています。

免疫力が落ちて体調を崩しやすい場合や、年齢を重ねることでマイクロバイオームは減り、マイクロバイオータや集合体のマイクロバイオームが無くなった時に寿命を迎えるともいえます。

リーキーガット症候群(LGS)の予防にマイクロバイオーム:

アメリカでは体調不良で病院にかかる時に、病院を訪れる患者の80%は腸内環境が乱れて腸内から様々な物質が腸から漏れて血液に流れ出す腸管漏れのリーキーガットを患っているとも報告されています。

腸内環境の乱れはマイクロバイオームの乱れともいえるために、外敵から身を守りにくい状態であるとも表現できます。

世界中で知られるヒポクラテスによる有名な「全ての病気は腸から始まる」という言葉がありますが、それほど腸内環境を整えることが予防の近道で、リーキーガットをはじめとする症状や病気を遠ざけることにつながることがわかります。

特に腸管漏れのリーキーガットは日本でも増えているといわれる慢性疲労や副腎疲労、甲状腺機能の低下、体内で様々なものを攻撃する自己免疫疾患などとの関係も深く、それらの症状や疾患が発生している場合にはリーキーガットになっている場合が多いとも伝えられていますので、その場合にも腸内環境やマイクロバイオームが乱れているともいえます。

自己免疫疾患やリーキーガットの原因:

体内の自らの免疫が本来は身体にとって良い食べ物や飲み物までにも攻撃を加えて反応を発生させる状態の自己免疫疾患を患っている場合にも、リーキーガットの症状も同時に患っていることが多いと報告されていると述べましたが、原因はさまざま考えられているものの、下記のようなことが原因になっていることが一般的のようです。

高いストレス、環境汚染物質、農薬、添加物、遺伝子組換え食品、感染、小麦粉に含まれるグルテン、カビ毒やホコリなど。

朝から疲れを感じていたり、昼に眠くなったり、夜に寝れなかったり、アレルギー反応が出たり、低体温や乾燥肌であったり、集中力や記憶力が低下している状態が続いていたりする時には、腸管漏れのリーキーガットや自己免疫疾患との関係もある可能性も考えられることからも、まずは原因になるものを取り除くことが大切といえます。

改善に向けて対応したいこと:

大きなストレスを抱えている場合を除いて特に私たちの健康を大きく左右するのは食べ物です。

食べ物は健康全体の割合いとして40〜55%とも報告されていることからも、食べ物に分別をつけることやアレルギーの原因になることが多い乳製品やグルテンを含む小麦粉食品を使用した食べ物を数週間程度遠ざけてみるだけでも、身体に変化が起こることに気づく場合も少なくありません。

乳製品やグルテンを含む小麦粉を含む食べ物を食べた後にお腹が張ったり痛くなったり、頭がぼーっとしたり痛くなったり、下痢になったり、肌で表現されることも考えられますので、反応がある食べ物や飲み物をまずは取り除くことが大切です。

アレルギー検査を受けてみることもおすすめです。

食品アレルギーの改善だけにとどまらず、リーキーガットや自己免疫疾患、甲状腺機能の低下をはじめとする症状もマイクロバイオームや腸内環境の改善が一番の近道といえます。

また意外と軽視されているのは睡眠です。

上記のような症状がある場合には睡眠時間や睡眠の質はとても大切といえるのですが、アレルギーを持っている場合には身体がアレルギー反応を示すことからも、しっかりした睡眠の確保が同時に難しくなっている傾向にあるといえます。

改善を考えている場合には、睡眠時間は少なくとも7時間程度は必要ともいわれ、できれば8時間を目指すことをおすすめされることも少なくありません。

参考にした情報:

マイクロバイオーム・メディスン・サミット エミー・マイヤーズ医学博士へのインタビュー 2016年3月5日

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