睡眠の重要性と睡眠の質を高めるヒント
平均的な日本人の睡眠時間は他のどの先進諸国と比較した場合にも短く、世界で一番睡眠時間が短い国民であることが発表されたことがあります。
睡眠の質は益々大切になっていることからも睡眠不足解消のヒントが伝えられていますのでご紹介します。
世界で一番睡眠時間が短い日本人:
アメリカのミシガン大学が調べた世界の睡眠時間についての調査によると、世界の先進国の中で一番睡眠時間が短いのは日本で、平均7.24時間と報告されていました。
毎日7.24時間の睡眠を確保できていれば個人的は良い方かと感じたのは私だけではないと思いますが、他の先進国と比較すると睡眠時間の短さを感じました。
世界第一位の経済大国であるアメリカでの平均睡眠時間でも8時間を超えており、お隣の中国では約9時間の睡眠をとっている計算となり、日本と比較すると随分と長いことがわかります。
見直されている睡眠時間と質:
アメリカの様々な専門家の話を伺っている限りでは、多くの症状や病気を診る時に、必ずといって良い程睡眠時間や睡眠の質の話が浮上します。
それは多くの調査報告で睡眠の質と量が十分でなければ、疾病がなかなか良くならないことが報告されていることが要因かと思います。
また、昔とは違って病気になりやすい原因が益々増えている中で、寝ている間に免疫力には頑張って少しでも回復してもらう必要があると考えられていることもあるようです。
睡眠に関わる体内とホルモン:
睡眠時間が短くなれば集中力や思考能力、瞬発力と判断力が低下することは以前の米軍射的調査を例にご紹介しました。
30分短くなることでも的に正確に当てることは集中力や判断力の低下などからも難しくなるという例でした。
また多くの報告でも睡眠時間や睡眠の質が低下することで全ての病気の原因ともいえる体内での炎症が発生しやすくなるとのことでした。
身体のホルモンでは夜の11時を過ぎてからの睡眠はそれ以前の睡眠と比較してもホルモンバランスが崩れやすい状態となるともいわれます。
睡眠の質と時間を高めるためのヒント:
睡眠時間を十分に確保できない場合もあるかと思いますが、短くなったとしても睡眠の質は高めておきたいと誰もが思うことではないでしょうか。
下記は今までに報告されてきた睡眠時間や質を確保するためのヒントとなると思います。
・寝室はできる限り暗く、静かな環境にする。
・寝室内の電源は切って寝ることが推奨されるものの、困難な場合はせめて赤色とする。
最近良く見かける青色のLEDライトでは睡眠ホルモンのメラトニンが出ないために夜の色には向かないと報告されています。
・夜は難しいことを考える時間には向かないことから、心配なこと、悩むこと、気にかかっていることは日中にまわし、夜はリラックスの時間に充てる。
・寝る3時間以内に食べないようにする。胃腸内に食べ物が残っていると臓器が活発になり、睡眠の質が低くなるため。
・お風呂は寝る1時間前ちょっと前に入り、お風呂から上がって体温が落ちる頃に寝ると熟睡しやすくなる。
・お風呂から上がってからは電気は暗くし、テレビやスマホ、パソコン、明るい照明などは使用しない。
・朝起きたら、とりあえず外の光を浴びたり、せめて窓越しでも外の光を感じるようにする。
など
参考にした情報:
ヒーリング橋本病サミット2016
サラ・バランタイン医学博士
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