急な腹痛の過敏性腸症候群IBSにおすすめと予防のコツ
過敏性腸症候群で知られるIBSは特に胃腸の病気でもないのに急にお腹が痛くなってトイレに行きたくなる症状で知られますが、誰にでもそのような経験があるのではないでしょうか?
普段の食べ物やちょっとした生活習慣で過敏性腸症候群の予防のヒントになるおすすめ事項をご紹介します。
過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)について:
過敏性腸症候群という文字ではわかりにくいものの、例えば移動中や、緊張感のある発表や報告を控えた直前などに急にお腹が痛くなってきてトイレに行きたくなるというような場面が当てはまるのではないでしょうか。
長い人生の中で何度か経験をする程度ならまだしも、頻度が高まった状態が続くと中には出かけることさえも億劫になる場合も出てきます。
慢性的な過敏性腸症候群になっている人も少なくないようで、一般的にどのように予防したり、改善をはかっていくことがおすすめされているのかをご紹介します。
おすすめその1. 食べ物でグルテンを控える
過敏性腸症候群におすすめされる機会が多いのが、パン、麺類、スイーツなどいわゆる粉ものに使用されている小麦粉などに含まれるたんぱく質のグルテンを控えるということです。
グルテンはアレルギー体質の原因にもなっており、日本でも多いLGSリーキーガットシンドロームと呼ばれるいわゆる腸管から漏れが生じて血液中に毒物が流れ出す腸管漏れの大きな原因ともいわれているのもグルテンで、小麦粉を含む食べ物を2週間程度完全にやめてみることだけでも改善が観られることも多いと報告されています。
過敏性腸症候群でない場合においても、穀物は消化に時間が必要なために、体調や胃腸の調子が今ひとつの時期においては胃もたれやゲップ、ガスなどの原因にもなるために留意が必要といえます。
おすすめその2. 乳製品を控える
牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品と過敏性腸症候群やアレルギー症状との関連性については指摘されることも多いのは周知のとおりです。
乳製品に含まれるたんぱく質のカゼインに対するアレルギーは日本でも多いように思いますし、そもそも乳成分に耐性があまりないラクトース不耐性も増えているといえますので、乳成分を含む食べ物を食べた後に体調に異変を感じるようであれば、グルテンの時と同じようにしばらく完全に抜いてみて体調に変化があるかを確認することがおすすめです。
おすすめその3. 大豆食品を控える
私たちの食文化において大豆は最も大切で抜きたくなく、頻繁に食べたい食べ物の1つですので、できれば控えたくない食べ物です。
発酵された味噌や醤油、納豆等の発酵食品は特に大切な和食文化の土台ともなる食べ物ですし、もしやもえずに制限をする場合は、まずは発酵食品を除いた大豆食品や豆乳などから控えて様子をみたり、遺伝子組み換え大豆が多い海外産の大豆を控えてみたりするなどの工夫があっても良いかと思います。
特に発酵食品については過敏性腸症候群やアレルギー、他の予防においても有益な点が多いために優先順位をつけることもおすすめです。
おすすめその4. 野菜を食べる量を増やす
過敏性腸症候群に関わらず腸管漏れのリーキーガットや他のアレルギー、あるいはどのような予防にも共通していえることですが、野菜を食べる量を増やすことは身体に恩恵をもたらしてくれます。
もしも過敏性腸症候群や進んだ腸管漏れや副腎疲労などの場合は、生野菜でも消化や分解が大変と感じることもあるかと思いますので、その場合は最初に加熱した野菜から徐々に慣れていくと身体への負担も少なくなるのではないでしょうか。
特にアレルギーや胃腸の調子が思わしくない場合は、キャベツなど消化吸収が良い野菜を食べるようにしたり、キャベツをジュースにしたりするのも良いと思います。
おすすめその5. 食べた食事を記してみる
多忙な日々の中で過敏性腸症候群やアレルギー反応が出た場合に、何が原因だったかを改めて考えてもなかなか答えを見出すのは大変です。
また大きなストレスがかかった時もそれらの症状が出やすい状態になりますので、より確実性を増やすためには食べたものをメモしてアレルギー反応が出た場合に何を食べたかを確認することで見返すこともしやすくなりますのでおすすめです。
参考にした情報:
エリックバーグ医学博士の過敏性腸症候群についてのレクチャー
アクセス日:2016年8月10日
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