たんぱく質やプロテインサプリメント過剰摂取の注意点
高たんぱく質中心の食事をすることで脂肪燃焼がしやすくなったり、筋力維持にも関わりがあるために筋肉や体内の年齢を若く保つためにもおすすめされる健康的なものといえますが、プロテインのサプリメントやたんぱく質ばかりを食べたりの過剰摂取をした場合に注意したい点も同時に存在しているといえます。
世界的に観ると現在の日本の食事は少々炭水化物の摂取がが多いといわれることがありますが、個人的にはパン類や麺類の炭水化物が占める割合が家庭によっては多いことが、そのようにいわれることにつながっていると思います。
先人がおこなってきた食事とは異なり、パンや麺類の炭水化物が中心の食生活になっている人もいるためです。
また同時にたんぱく質を食事の中心においている人も増えているのも事実かと思います。
ダイエットや糖質制限の食事と共に肉食を中心としたパレオダイエットで短期的に結果を出すことは難しいことではないように思いますが、あとは長期的にどのように健康的な食生活にするかが大切なところです。
基本として野菜を中心としたビタミンやミネラル、食物繊維や食物酵素を含む食生活が土台で、肉類や大豆たんぱくなどからアミノ酸を摂取することが一般的といえますが、もしそのバランスが大幅に崩れた期間が続いた場合にはどのように身体に影響を及ぼすかを知っておきたいところです。
まず日本だけにとどまらず多くの先進国でいえる加工食品やパン類、麺類など炭水化物が中心になる食事を続けた場合には、腸や副腎、脳などに影響が出やすくなることが報告されています。
WHOの発表では世界的に増えたファーストフードを食べ過ぎる場合は、タバコを吸うことよりも身体に影響を与えるということを報告しています。
日本でも糖尿病やアルツハイマー型認知症の増加の大きな原因の1つとして、加工食品の摂取が多くなりすぎているといわれ、炭水化物が中心の食事を続けた場合はアメリカでは認知症になるリスクが400%程度上昇すると昨年に発表され、多くの人が驚きを隠せない状態となりました。
そこでたんぱく質の摂取を増やすこと、今まで病気になりやすくなるといわれて悪い者になっていた脂質が実は良質な脂質が健康を大きく促進することにつながっているということも受け、たんぱく質と良質な脂質を食事の中にすることが人気に拍車をかけた形になっています。
それではもし高たんぱく質の食事を超えて、極端にたんぱく質だけが多くなった場合はどのような影響が出てくるのでしょうか。
食事療法と身体の臓器に詳しい世界的に知られるエリックバーグ医学博士の報告では、もしも肝臓の機能が低下して弱っているなどのダメージがある場合に、たんぱく質ばかりを摂取すると肝臓への負担が大きくなり過ぎることに注意が必要と伝えています。
たんぱく質だけが過剰に増えた場合:
たんぱく質にはアミノ酸と脂肪でとても良い栄養素であると同時にビタミンやミネラルの微量栄養素は含まれません。
そのためにカリウムやカルシウムが不足しがちになる可能性があります。
ですから、栄養素のバランスをとるためには、野菜でビタミンやミネラル、食物繊維や酵素を補う必要があります。
また同時にたんぱく質は年齢を重ねると共に体内での消化がしにくくなることでも知られるために、野菜類や発酵食品などを取り入れることがおすすめといえます。
たんぱく質の適量:
それではたんぱく質の摂取量がどの程度になると過剰といえるのでしょうか?
一般的な最適なたんぱく質が多めの食事では、アメリカでは一日に90〜120gもあれば十分ともいわれており、200g程度になってくると過剰という表現が足されているように思います。
たんぱく質を増やす場合には、特に野菜でしっかりとビタミンやミネラルの栄養素を豊富に含む食事にしていくことがおすすめといえます。
参考にした情報:
高たんぱく質食の問題点についての動画レクチャー
エリック・バーグ医学博士
アクセス日:2016年8月3日