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もっと未精製の野菜や果物の栄養素を

2014年11月07日

食べ物や食事と栄養素

若年糖尿病に限らず、以前は成人病といわれていた現代の生活習慣病の若年化が進んでいることが国内外の専門家から指摘されています。

日本では直近20年において大きな食の変化が起こっています。

総務省の調査で未精製のままのいわゆる生鮮果物の一人当たりの年間購入量が大幅に減少していることが報告されています。

20前の12.2kgの果物の購入は、2013年では10.2kgと減っていることから関心や消費が他にあることがわかります。

それらの中にはファーストフードや冷凍食品、加工食品や小麦を使用した加工品に入るパン類や麺類に代わっているようです。

 

日本においては大きな問題にはならずに規制から外されたトランス脂肪酸はアメリカでは発がん性があることことからも使用禁止の規制がかかりますが、日本では消費量がアメリカと比較しても少ないという理由で規制対象になりませんでした。

食品安全委員会の資料では少し古い資料であっても2002年からの一年で225人の30才以上の人においても男性で5.7%、女性では24.4%の人においてトランス脂肪酸の摂取量が1%を超えており、おそらく現代はもっと高まった数値になっていることが想像できます。

20年前には現代のような数のコンビニやファーストフードの種類もまだなかったと思いますが、時代の変化に伴い、私たちの食生活も大きく変わったことが背景にあります。

100年前の一般的な日本人の食事には現在と変わらずにお米も塩分の他の国々と比較しても高い消費であったことはわかりますし、お米においては今以上に消費量も多かったにもかからず、今のように若い世代で様々な疾病は存在していなかったようです。

 

ちなみに現在の食事に含まれる内容ではダントツで精製食が増えた結果、食事の中には33%の精製食を含むまでに成長しているとされ、お米は21%程度となっているようです。

そうすると精製食の摂取が増えたことは明らかです。

果物の消費は直近20年間の調べだけでも15%減少していることとの関係があるように思えてなりません。

もちろん生活環境や環境汚染、ストレスの度合いや土壌に含む栄養素などにおいても変化はあったことはいうまでもありませんが、ある調べでは野菜や果物、あるいは健康的な種子等を含む割合は8%以下に甘んじており、それらの消費量が増えているアメリカとは対照的といえます。

 

確かな関係性があるかはわかりませんが、アメリカではがんも糖尿病も数値としては減ってきていますが、日本は逆にそれらの疾病はアメリカよりも肥満も少ないにもかからず若年化していることが懸念材料として存在しています。

明らかに欠乏していると思える野菜や果物に含まれる抗酸化栄養素や抗酸化物質、ファイトケミカル、微量栄養素のビタミンミネラル栄養素、食物繊維や食物酵素を含む食べ物や食事に関しては今一度増やしていく必要があります。

もっとも簡単で健康的な方法は加工食品の割合を今一度減らしていくことと同時に未加工の野菜や果物、以前の和食や発酵食品の摂取を増やしていくことではないでしょうか。

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