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がん予防のおすすめの食事

2014年10月31日

健康の芽

日米のがん死亡率と食事

日本では2010年以降の数字でも2人に1人ががんになり、3人に1人ががんでこの世を去る時代であることは報道されるとおりです。

日本が誇ってきた和食は今や海外に広がり、ラーメンなどは別として健康的な食材が豊富に世界的にも流通しているように思います。

おもしろいことに日本よりもはるかに食事の内容が悪そうな印象だったり、間違いなくメタボも肥満になる人の割合も多く、人口の30%以上を超えることで知られる肥満度といわれているアメリカでは日本とは逆の現象、つまりはがんによる死亡率が低くなっている現象が起こっています。

がんで死亡する人の割合は1991年をピークにして減少の一途をたどっています。

日本は2010年を過ぎてもがんでなくなる人は増え続けており、がん死亡率は日本とアメリカにおいてはその差が広がるばかりとなっているのが現状のようですが、少し深く掘り下げてみたいと思います。

 

統計にみる生鮮野菜や果物の食事

日本の農林水産省が発表する食料需給表をみる限りでは、日本で一人当たりの野菜年間供給量は1986年に年間112.6kg1から、

2001年には101.2kgに推移し、

2010年には88.3kgと残念ながら下落の一途をたどっています。

 

果物はどうかというと総務省が調査した家計調査で、1993年に一人当たりの年間生鮮果実購入量が12.2kgだったのに対して、

2013年には約15%少なくなった10.2kgで同じく下落の一途をたどっています。

 

肥満や他の疾病からがん予防に関係する大切な野菜や果物の生鮮食品の摂取に取って代わったのは恐らく小麦粉や加工食品といえると思います。

アメリカでがんの死亡率が下がってきているのは日本で発生している現象とは裏腹に、野菜の年間摂取量が年を追う毎に増えていることと関係している可能性もあるのではないでしょうか。

少なくともアメリカで国を挙げて研究されたことで知られるマクガバンレポートではそう考えているように思います。

 

生鮮食物のおすすめ

新鮮な野菜や果物には微量栄養素で知られるビタミンやミネラル、食物繊維や食物酵素、抗酸化栄養素やファイトケミカルをはじめとするがん細胞が嫌う栄養素を豊富に含んでいるといえます。

事実世界中からがんの予防のためにアメリカの研究団によって集められた4500ともいわれる食品と栄養素についての論文と専門集団がまとめたがん予防の食事のおすすめ内容には野菜や果物の大切さをそのように述べています。

近いうちにその詳細を記載するとして、がん予防14か条の中の第一条に植物性食品を中心にすることと未精製と未加工のいわゆる野菜や果物を中心にした食事をすることをおすすめしているのです。

しかも、その後の第四条ではがん予防のために野菜と果物で、一日400〜800グラムの食品類を食べるようにおすすめしているのです。

 

上記のことを総合して考えると、野菜類や果物類を日々の食事に豊富に食べることはがんをはじめとする疾病予防に欠かせない食事てあると共に、食生活の中心に位置すべきであることがいえるのではないでしょうか。

アメリカに限らず日本でも同様のことがいえるように思います。

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