子供の自閉症と食べ物や食事の栄養素
子供の自閉症の報告:
アメリカの疾病管理予防センターが2014年3月27日のプレスリリースで発表した内容によると、アメリカ国内に住む8歳前後の子供の自閉症スペクトラム障害を煩う子供の数は68人に1人となる14.7%にのぼっていと想定されているようです。
調査方法や対象、景気動向などを考慮する必要があるかもしれませんが、同じと仮定した場合に、この数は前回の調べとなる2012年に調査された11.3%の88人に1人の時と比較した場合には、約30%ほど増えているということになります。
同調査では女の子の189人に対して、男子の場合は42人に1人となり、男の子の方が自閉症の割合が約5割高い結果となっています。
また、アメリカでは黒人やヒスパニック系の人種よりも白人に多いことが調査の結果では報告されています。
自閉症においては、対応も簡単ではないことからも専門家の協力を得ながら対応するようにおすすめしています。
子供と食事
自閉症の予防段階にも診断されてからにおいても普段の食生活が大切なことには変わりません。
アメリカでは食事においてのおすすめの事項に関して下記も含まれていることが多いようです。
トランス脂肪酸
マーガリンや加工食品、ファーストフード、スナック菓子、スイーツなどに多く含まれる人口添加された発がん物質でも知られる身体に良い影響を与えないトランス脂肪酸を可能な限り遠ざけることがおすすめです。
外食時の古い油にも同様に注意することをおすすめされています。トランス脂肪酸は構造が人工的で不自然であり、プラスチックと似ていることからもプラスチック油ともいわれることがあります。
体内で代謝するのも時間がかかる上、臓器に負担をかけながら活性酸素を作り出してビタミンやミネラルを消費します。
細胞の働きの邪魔をすることも知らせているのですが、特に成長期にある子供や自閉症の子供たちも含めて脳の60%は脂肪酸でできていることから油の摂取は子供にとってもとても大切です。
オメガ酸
健康な身体におすすめの油はαリノレン酸を豊富に含む油で、特にオメガ3脂肪酸に代表されるDHAやEPA、えごま油やアマニ油がおすすめです。加工食品や外食等も増えたこともあって、脳内の油のバランスが大きく崩れていることも自閉症と関係していると指摘されますが、とりわけ子供の脳は敏感なためにバランスが落ちているオメガ3脂肪酸の摂取を積極的に増やすことがおすすめです。
オメガ酸は和食では刺身に豊富に含みます。特に水銀や環境ホルモンが少ないイワシやアジ、サンマをはじめとする青魚は特にDHAやEPAのフィッシュオイルを豊富に含む油のためにおすすめです。
参考文献:
アメリカ疾病管理予防センター
2014年3月27日に発行されたプレスリリース
CDC estimates 1 in 68 children has been identified with autism spectrum disorder