• カート
  • MENU
  • 商品一覧
  • お気に入りリスト

ストレスとコルチゾールの関係や体に与える悪影響?

2024年10月11日

stress_business_man

ご存じの通り、ストレスは体全体に影響を与えることがあります。

ストレスホルモンは自然なもので、悪いものではないようですが、強いストレスや長期的なストレスは、身体的、精神的健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ストレスがたまると、体にどのような影響があるかを探ります。

ストレスの3つの段階

ストレス反応は通常次の3つの段階で起こるようです。

-警戒段階
この段階では、ストレスの初期症状である「闘争・逃走反応」を感じるようです。
心拍数が上昇し、副腎からコルチゾールとアドレナリンが放出され、不安なエネルギーが高まります。

-抵抗段階
ストレス要因に対する最初の反応の後、体は正常に戻り始めます。
心拍数と血圧は正常に戻り始め、コルチゾールの放出量は減少します。
体は回復しようとしますが、警戒状態を維持し、必要に応じて第1段階に戻るためにゆっくりと回復するようです。
ストレス要因が治まれば、体は通常の状態に戻りますが、ストレスの多い状況が続くと、体はストレス反応を引き起こし続けます。

-疲労段階
ストレスが慢性化したり長期化したりすると、身体は身体的影響を受け続けます。
この状態が長期間続くと、肉体的、精神的、感情的にも、燃え尽きたり疲れ果てたりすることがあるようです。
この段階の影響により、免疫力の低下、慢性的な不安、心血管疾患、胃腸のトラブル、代謝機能障害など、ストレス関連の病気にかかるリスクが高まり、精神的健康にも悪影響を及ぼすと考えられています。

ストレスとコルチゾールの関係

コルチゾールは、通常は私たちにとって多くの利点を持つ必要なホルモンです。

ただし、ストレスが慢性化し、コルチゾールの上昇が過剰になると、色々な問題を引き起こす可能性があります。

コルチゾールが放出されると、私たちの体は次のような変化を誘発します。

-追加のグルコース分子の生成を誘発するため、血糖値を上昇させる
-ストレス時に神経系の栄養をサポートするために代謝を変化させる
-血管を収縮させて血圧を上昇させる
-炎症性サイトカインとヒスタミンを減らすことで炎症反応を調整しようとする
-一時的にエネルギーと回復力を高めようとする

このようなコルチゾールによる効果は、急性のストレス要因や危険に対処するのに役立ちますが、長期間にわたって維持されると問題になる可能性があることがあるようです。

慢性的なストレスは、体の臓器の多くに影響を及ぼす可能性があります。

ストレスが腸に与える影響

脳と腸は常にコミュニケーションをとっていて、お互いに影響を与えていることはよく知られていることかと思います。

このことからも、ストレスはさまざまな方法で腸の機能に直接影響を与える可能性があることがわかります。

ストレスは、胃腸系全体の機能に変化を加え、消化に影響をもたらします。

たとえばストレスを強く感じているとき時には、大腸の通過時間が長くなり、小腸の通過時間が遅くなるなどの特徴があるようです。

これらの変化は、私たちの体が消化よりもストレス要因への対処を優先するためのようです。

また、ストレスは消化の速度に影響を与えるだけでなく、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)を通じて消化機能に長期的な影響を及ぼす可能性があります。

たとえば、胃酸分泌の減少によりpHが上昇することにより、日和見細菌の増殖に適した環境が生まれるようです。

これらの変化は、ストレスが食生活に悪影響を及ぼすなどの追加要因もあります。

ストレスを感じると、糖分、飽和脂肪、加工食品を多く含む食事をとりたくなる可能性もあります。

このような食事は、微生物の多様性を低下させ、リーキーガット(腸漏れ)を起こす可能性も高くなるようです。

ストレスを感じているときほど、食物繊維、植物性たんぱく質オメガ3などの不飽和脂肪を多く含む食事を意識することで、健康的で多様な微生物叢を育成する可能性が高まります。

ストレスと睡眠

ストレスと睡眠不足には強い関連があります。

ストレスホルモンを刺激する脳の部分は、睡眠の調節にも関与しているのだそうです。

慢性的なストレスは、睡眠サイクルを乱し、寝つきが悪くなります。

コルチゾールなどのストレスホルモンは、眠っているときでも私たちを覚醒させる効果を引き起こします。

この覚醒状態が高まると、眠りにつくのに時間がかかり、不安な考えが生じて不眠症がさらに悪化する可能性があります。

ストレスによる不眠症を経験した人の多くは、ストレスを感じると良い睡眠をとるのが難しいことを知っていますが、睡眠こそが私たちに必要なものであることが多いのです。

さらに、悪い睡眠習慣が定着すると、ホルモンの機能不全がさらに進み、不健康なストレス反応を起こしやすくなるという懸念もあるようです。

ストレスと甲状腺

コルチゾールは、ストレス因子との戦いを優先させるために代謝を遅くするようですが、これには甲状腺ホルモンの生成も含まれます。

コルチゾールは、甲状腺刺激ホルモンを作る下垂体を含むHPA軸の機能を抑制します。

このため、甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの全体的な生成が減少します。

このようなことから、ストレスは、バセドウ病や橋本病などの自己免疫性甲状腺疾患の発症とも強い相関関係にあることがうかがい知れます。

通常は、コルチゾールは免疫系を調節し、自己免疫疾患に有益な効果をもたらす可能性があります。

しかし、慢性的なストレス時には、コルチゾールの変動が複数の自己免疫疾患を引き起こす可能性があり、特に自己免疫性甲状腺疾患とは強い関連性があることがわかっています。

いかがでしたでしょうか。

ストレスはこれ以外にも、免疫系にも影響し、ストレスを受けた人は感染症にかかりやすくなることもわかっています。

さらに、慢性的なストレスは、関連する免疫変化により、自己免疫疾患や、癌の発生率の上昇とも相関していると言われています。

ストレスは誰もが感じてしまうものですが、できるだけストレスを溜めないように過ごしたいものですね。

生活習慣や食生活にもそのヒントがありそうです。

次回は、ストレスを軽減する具体的な方法をご紹介したいと思います。

関連する記事:
気分の落ち込みや感情不安定の原因とメンタルヘルス食材や食事
ストレスが体に与える影響とおすすめのストレス軽減法とは?
ストレスホルモンのコルチゾール値を下げる13の自然な方法

お問い合わせはこちらから

042-736-5787

受付時間 am9:00-pm5:00/土・日・祝日除く

メールで問い合わせる

引用文献:
How to Reduce Stress and How it Affects Our Health

オンラインショップ