ニキビや吹き出物等の肌荒れにおすすめ食べ物編
ニキビや吹き出物を始めとする肌荒れはよく見られる箇所だけに気になることが多いと思いますが、薬を使わずに普段の生活で実践できるように、専門家がニキビや吹き出物などの肌荒れの予防におすすめする食べ物や生活習慣をご紹介します。
米国の家庭医で今までに数々のベストセラー本を出してこられた医学博士で家庭医のマーク・ハイマン博士は彼の多くの患者さんを観てきた経験の中で、普段の食べ物が深く関係するニキビや吹き出物などの肌荒れ予防に関する食べ物のおすすめをブログでもまとめられています。
それらのいくつかは気持ちの入れ替えが必要なことも含まれますが、日頃の食べ物を選択する食習慣にすることで、ニキビや吹き出物などの肌荒れ以外にも病気予防にも大きく関わることだけにおすすめできることばかりです。
肌の健康におすすめの食べ物:
1. 低血糖を心がける
糖類や加工食品をはじめとする血糖値が急上昇する食べ物を控える。
おすすめの食品例は、新鮮な食べ物、自然な形でそのまま食べることができる野菜や果物、海産物等は血糖値が急上昇しにくい食べ物といえます。
外食や弁当などのコントロールできない環境にある場合は、血糖値が急上昇しないように、少しでも野菜や果物からよく噛みながら味わうことがおすすめです。
2. 敏感に反応する食べ物を控える
小麦に含まれるグルテン、乳製品、加工食品、アレルギー反応が気になる他の食べ物など敏感に身体が反応しやすいものを制限する。
3. 抗炎症作用のある食べ物を食べる
天然の魚、ショウガ、緑茶、緑色をした野菜類、ベリー類、ウコン(ターメリック)、良質な卵などはニキビや吹き出物をはじめとする肌荒れに関係が大きい抗炎症食品であることからおすすめされています。
4. 胃腸を整える
ラクトバチルス菌などのプロバイオティクス、フラクトオリゴ糖等のプレバイオティクス、消化酵素は腸内環境の改善におすすめです。
小麦に含まれるグルテンが原因のLGS(リーキーガットシンドローム:腸壁に穴があく腸管漏れ)をはじめとする腸内環境の健康に影響を与える食べ物や、腸内フローラやバクテリアのバランスが崩れることは肌にもそれらの影響が出やすい状況となります。
5. 栄養素を見直す
肌は食べ物の栄養素や腸内環境と直結していることからも、肌荒れが気になる場合は対応をすることをおすすめします。
特に関係が深い栄養素としては、亜鉛、DHAやEPA等で知られるオメガ3脂肪酸の身体に良い油、EPO(月見草エキス)をはじめとするオメガ6脂肪酸などの免疫向上や炎症を減らすことでも知られる栄養素がおすすめされています。
他にも、前立腺と関係したり、ニキビや吹き出物など肌と関係するソーパルメット(ノコギリヤシ)もおすすめされています。
6. アンチオキシダント(抗老化)栄養素
抗老化指数であるアンチオキシダント値が低い人は肌荒れを起こしやすいことからも、ビタミンAやビタミンEの抗酸化栄養素を豊富に含む野菜や果物を食べることがアンチオキシダント値を高めることからおすすめです。
今回は健康な肌と関係の深い食べ物についての報告でしたが、次回は肌と密接な関係を持つ生活習慣についてもお伝えしたいと思います。
マーク・ハイマン医学博士 2015年11月4日付記事