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サプリメントと健康食の安全

2014年10月09日

健康

台頭する健康食とサプリメント :

日本で健康食品あるいはサプリメントが注目され始め出したのは1980年頃からではないでしょうか。

今ではどこにでも販売されている健康食品やサプリメントですが、健康のために安心して口にするには安全性が気になるところではないでしょうか?

何をもってサプリメントの安全性の基準にされていますか?

インターネットのサプリメントの通販でもテレビショッピングでも新聞や雑誌の広告でも前面に打ち出される特徴が様々であるために安全性についての決定権は日本ではあくまでも個人の意志に大きく依存しているといわざるをえません。

 

日本とアメリカのサプリメント:

サプリメントというとアメリカが日本よりも何年も前から先駆けて販売され、現在も世界的なリーダー的存在であることは間違いありません。

日本には国民皆保険からはじまり、国による大きな医療費負担に頼るところも大きく、代替療法よりも西洋医療に大きく依存しているシステムが存在します。

アメリカでは国民皆保険は今までのところはなく、医療費も非常に高いことからも多くの人々にとっては病気になった場合にも我慢するような文化も根付いています。

その差を考えると日本で生活する点においての安全と安心な部分は非常に大きいといえます。

一方アメリカでは医療にかかれない人が多いことからもそれに代わるサービスの一環としてサプリメントも発展してきました。

 

サプリメントの安全性:

そのためにアメリカでは非常に多くのサプリメントの競争が展開されているともいえます。

熾烈な競争には差別化も必要ですが、それ以上に安全性も必要とされています。

州によって安全基準や検査基準などは異なりますが、例えばカリフォルニア州のように環境汚染物質の報告まで求めるようになると、一時多くのサプリメントのメーカーがカリフォルニア州から他州に拠点を移すというトレンドが生まれたくらいです。

また安全性の面で考えた場合に、もし購入したサプリメントを摂取したことが直接の原因で病気になったりした場合に訴訟問題に発展することが多く、サプリメントのメーカーとして経営していくことができなくなるケースもあります。

日本においてのサプリメントの販売は現時点では安全面よりも、どちらかというと効果効能に関しての規制が強い印象があり、薬機法(旧薬事法)が前面に出ているように思います。

先日も「がんが消える」という広告で販売していたサプリメントの会社経営者の方が逮捕されたことが新聞をはじめとするメディアで報じられていました。

 

添加物や農薬と安全:

日本で売られる多くのサプリメントについて海外の専門家から以前質問を受けたことがあります。

それは添加物や環境ホルモン、農薬をはじめとする品質についての安全基準や検査についてです。

特に添加物や環境汚染物質については先進国でもアメリカの専門家の一部ではセンシティブマターでもあり、アレルギーや喘息、多動疾患をはじめとする人の数が多いためにサプリメントのメーカーでも確認されることも多いように思います。

日本は農薬使用量が世界で最も多いと発表された経緯がありますが、食品はもちろんのことですが、これだけ多くの人々が摂取するようになったサプリメントにおいても今後は安全性についての取り決めも検討をして良い時期にきているといえるのではないでしょうか。

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