心臓病とも関連の大人のための口内の健康法とは?
歯や歯茎のトラブルがあると、痛みにより睡眠を妨げたり、見た目を気にする方の自信に影響を与える可能性があります。
それだけでなく、心臓病、脳卒中、糖尿病にかかりやすくなる可能性があることでも知られています。
大人の口内で歯や歯茎の問題を解決に導く方法について探ります。
口内を健康に保つ
お口の中の健康は、お口に何を入れるか、そしてどのようにお手入れするかによって大きく左右されることが報告されています。
まずは、研究報告されている文献の中から、いくつかの簡単な下記の方法をご紹介したいと思います。
1.食べるものや飲むものに気を配る:
健康的な食事は体に良いことで知られていますが、そのような食事は葉や歯茎など口内にとってもにも良いと考えられています。
同様に、健康的でない食事には、口内環境のためにも注意が必要と言えます。
たとえば砂糖を摂取することは、口の中に生息する虫歯の原因となるバクテリアにもエネルギーを供給することにつながります。
硬いキャンディーなどの粘着性のある食べ物、または一日中甘い飲み物を飲むなどして口内に糖分が残っていると、バクテリアがそれらを消費する時間が長くなり、虫歯につながる可能性のある酸が生成されることが報告されています。
とりわけ、でんぷんと一緒に食べる焼き菓子などに含まれる砂糖は、食事と一緒に食べる砂糖よりもリスクが高くなるとのことです。
砂糖を減らすことに加えて、可能であれば口に良い食品を選ぶことをお勧めします。
たとえば、ピーナッツなどは唾液の酸性度を下げ、虫歯の可能性を減らすことができる食べ物として知られています。
カルシウム、ビタミンD、ビタミンC、葉酸、鉄、亜鉛を含む食品も、骨を強く保ち、歯茎の健康を維持するのに適しているようです。
また、たんぱく質は歯を支える結合組織に栄養を与えます。
2.アルコールとタバコの影響を理解する :
アルコールを頻繁に口にすることは口腔がんの危険因子であることが報告されています。
また、多くのアルコール飲料には砂糖も含まれているため、アルコールの摂取には慎重になるべきと言えそうです。
また、喫煙者は非喫煙者の2倍の確率で歯周病を発症し、すべての喫煙者は口腔がんのリスクが高くなるとも言われています。
さらにタバコの使用は虫歯のリスクを高める可能性もあることも報告されています。
3.薬を飲むことにもリスクがあることを知る:
内服薬もまた、口の健康に影響を与える可能性があるようです。
薬を摂取した際の一般的な副作用の一つに、口渇があります。
これにより、口内の糖分が洗い流されることなく残り、唾液の自然な保護効果を制限し、歯周病の初期段階である虫歯や歯肉炎のリスクを高める可能性があります。
また一部の薬は、余分な歯茎の成長、酵母菌感染症、口内炎、または歯の汚れを引き起こす可能性もあるようです。
新しい薬を飲み始めるときは、副作用を確認し、それを予防、対処するために何をすべきかについて医師に相談する必要がありそうです。
4.歯と歯茎を清潔に保つ:
毎日の自宅でのお口のケアは、口内の全体的な健康と大きく関連する重要な部分です。
丁寧なブラッシングとデンタルフロスは、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。
口内にトラブルのない時でも、定期的に歯医者さんに行くことで、口内の健康状況を把握することができると言えます。
そのことからも、定期的に歯医者さんで診てもらうことは予防的あるいは早期発見の観点からもおすすめと言えるのかもしれません。
まとめ
葉や歯茎に問題があることにより、心臓病や脳卒中など重大な病気の一因を作ることにもなりかねません。
普段の食べ物に気を配る、アルコールやたばこを控える、薬のリスクを知る、歯と歯茎を清潔に保つなどの簡単な工夫が、口内を健康に保つことにもつながります。
歯と歯茎を健康に保つためにできることを心がけることで、重大な疾患からも身を守ることにつながります。
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