サプリメントの高品質の選択
サプリメントが持つ意味:
サプリメントが持つ意味はもともと補うという意味からきているために、言葉が示す通り、普段の食事で補いきれない栄養素をサプリメントで補給するということになります。
そのために、食べ物や食品の中に十分に栄養素が含まれていれば、食事だけの観点でいえば、十分な栄養素を確保できれば、サプリメントを摂取する必要性は無いのかもしれません。
経済の発展とともに、より健康寿命が延びると考えられてきたものの、日本では平均するとこの世を去る8~12年前後までが健康寿命とも報道されています。
女性よりも男性の方が、一般的には健康寿命が短いことも報告されています。
サプリメントも、より健康的な生活をおくるための補助的な役割にすぎないにせよ、希望の1つであると考えられます。
サプリメントの種類:
とはいえ、現在における経済社会では日本でも昔はそうであったように魚は魚屋、野菜やくだものは八百屋、米は米屋で買うという習慣から変化を遂げ、何についてもどこでも購入できるある意味においては便利な社会となりました。
どこで何を買うかの選択肢が増え、同時にその基準を各々に任されるのは良いことですが、何を基準にすれば良いのでしょうか?
サプリメントの場合を例にとってみても高品質とはほど遠い種類も多く存在します。
お菓子やジュースに栄養素を添加した類、あるいはそれらに近い、良いと思われる成分を世の中の流行に合わせてデザインされた類、何かの目的のために研究を基につくられた類等多岐にわたって存在しています。
サプリメントにおいては、検査の必要性もなく、高品質の基準も曖昧といえます。
サプリメントの高品質は:
サプリメントに限るものではありませんが、まずは何の目的での摂取を考えているのかにもよるのではないでしょうか。
気休めのために摂取したい場合と高品質を求めて何かの目的があって摂取する場合では、予算も選ぶ基準も異なるのかもしれません。
サプリメントで高品質と考えられるのは最低限、何らかの目的あるいは役割を担うべく一定の根拠を基に研究開発された類と考えられます。
例えば普段の食事では土壌や野菜、果物を始めとする食材自体に含まれる栄養価が昔と違って低下していることなどを考えた場合ではタンパク質などの栄養素とは異なる総合的なビタミンやミネラルの微量栄養素が選択候補の優先順位となります。
ビタミンやミネラルであれば、一般的な食材では収穫してから時間が経過すると共に栄養素も低下していきます。
熱を加えることで酸化もはじまることが考えられます。
現代の食生活では十二分に食事で添加物を摂取していますが、多くのサプリメントにも同じように添加物を含んでいます。
科学的に合成されてつくられるビタミンやミネラルの形状もあります。
摂取のしやすさが考えられてコーンシロップをはじめとする人工的な甘味料が含まれているのも特に日本では多く存在します。
多くの場合は複合的に栄養素が含まれる総合的なマルチビタミンやマルチミネラルがおすすめですが、単一の栄養素だけが抽出されているサプリメントもあります。
同じ名前が付けられているマルチビタミンという名前でもスナック類と同額のものから一本一万円程度するレベルまでさまざまです。
サプリメントにおいて高品質といえるのはそれらを総合的にみて判断した場合でも一定の評価をつけることができる品質といえるのではないでしょうか。