坐骨神経痛が再発したときに薬なしで対応する方法とは?
坐骨神経が炎症を起こす坐骨神経痛は、焼け付くような痛みを特徴とする疾患です。
痛みは脊椎から始まり脚に下降する坐骨神経への刺激によって引き起こされ、臀部と脚のしびれ、うずきにもつながります。
しかし、副作用の面からも痛み止めの薬に頼る以外の方法を試したいものです。
薬なしに不快感を和らげることはできるのでしょうか?
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛は、坐骨神経の刺激によって引き起こされる不快感を特徴とする疾患です。
坐骨神経は、腰の両側から始まり、臀部、大腿部の後ろ、下腿を通って伸びています。
刺激は通常、脊椎から始まるようです。
神経根の1つが坐骨神経を形成しており、脊椎の関節炎による骨の成長や脊椎骨の間の椎間板の膨らみなどにより神経根が圧迫されると、神経根の炎症が起こり、痛み、しびれ、うずきを感じる可能性があります。
坐骨神経痛を初めて発症した場合、坐骨神経を損傷したのではないかと心配することもあるほどの痛みに襲われる場合もあるようです。
ですがそれは通常、完全な怪我ではない場合が多いようです。
スポールディングリハビリテーション病院の理学療法士であるマックス・エプスタイン博士によると、坐骨損傷の兆候には次のような特徴もあるようです。
-筋力低下
-腸や膀胱の習慣の大幅な変化
このような兆候が見られた場合には、坐骨神経痛を疑ったほうが良いかもしれません。
薬を使わない対処方法
坐骨神経痛の不快感への対処は、薬を使用する以外にもいろいろと方法があるようです。
すぐに試すことができる対策には以下のようなものがあります。
-アクティブに過ごす
坐骨神経痛が再発したときにできる最も重要なことの1つは、意外かもしれませんが安静を避けることのようです。
前述のマックス・エプスタイン博士によると、腰痛の一部は筋肉に関連しているようです。
これは、炎症を起こした神経根の周囲の筋肉が緊張してその領域を保護しようとするためのものと考えられているようです。
アクティブに過ごすことで筋肉を緩め、正しく機能させることにつながるようです。
反対に動かないと、筋肉が締め付けられ、痛みが増す可能性がありるようです。
-活動を変更する
活動に苦痛を伴う場合は、無理せずにできることだけをするようにしましょう。
エプスタイン博士によると、痛みを自分なりに緑、黄、または赤のゾーンで考えてみることが大切なようです。
グリーンゾーンは、活動中の軽度の痛みで、それほど心配することはありません。
しかし、イエローゾーンに入ったら、一歩引いて活動を修正する時でのようです。
例えば、洗濯カゴがいっぱいで持ち歩くのが痛い場合は、いくつかのものを取り出したり、、シンクの前に立って皿洗いをするのが苦痛な場合は、楽な姿勢に変えるなどします。
そうすることによって緊張が解き放たれ、楽に活動できるようになります。
-ヨガやストレッチ
穏やかなストレッチで筋肉を緩めると、筋肉をしなやかに保つことができます。
このストレッチは、痛みの緑のゾーン内でのみ行います。
エプスタイン博士によると、立ったままつま先に両手を触れて、背中と脚の筋肉を伸ばすストレッチや、ヨガの「猫のポーズ」を試してみると良いようです。
猫のポーズの方法は、まず、四つん這いになって、手を肩の真下に置き、膝を腰の下に置きます。
息を吸い込んで頭と尾骨を天井に向かって持ち上げ、背骨下部を床に向けて湾曲させます。
息を吐きながら、背中を丸め、顎を胸に近づけ、尾てい骨を下に押し込みます。
このエクササイズを10回繰り返します。
-温冷療法
坐骨神経痛の温冷療法には色々な方法があるようです。
たとえば、温かいお風呂に浸かったり、ホットパックやコールドパックを脚や背中に適用したりなどです。
ただし、熱は筋肉を緩め、寒さは炎症を抑えるかもしれませんが、確かなことはわかっていないようです。
そのため、自分にとって何が最善かを実験しながら試してみることをおすすめします。
-休息
急性の痛みと慢性の痛みの両方をコントロールするためには、リラックスした状態を保つことが重要です。
エプスタイン博士は、痛みの感覚を減少させる可能性がある、呼吸法、瞑想、ヨガ、太極拳などもを試すことも勧めています。
今この瞬間に注意を向けるマインドフルネスを実践することことも、不快感を受け入れることで不快感を和らげるのに役立つかもしれません。
-ターメリック(サプリメント)
ターメリック(ウコン)にはクルクミンが含まれており、抗炎症作用と抗酸化作用があるようです。
その効果を証明する研究はまだありませんが、エプスタイン博士によると、痛みを和らげるために支持するサプリメントの1つのようです。
投与量の明確な推奨値はありませんが、1日あたり1,000mgを試してみると良いかもしれないとのことです。
上記を試しても改善が進まない場合には、医師に相談することをおすすめします。
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