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植物由来の代替肉食品は健康に良い?

2024年08月19日

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最近では、植物由来の肉の代替品が市場に多く出てきています。

特にビーガンの方や食事制限のある方、健康に気を配っている方などに注目され、人気が集まっているようです。

ですが、植物由来の肉の代替食品は本当に健康に良いのでしょうか?

植物由来の代替肉と健康の関連について探ります。

植物由来の肉類似品の特徴と健康への影響

植物由来の食品を多く含む食事は、ビタミン、繊維抗酸化物質など、健康を促進するさまざまな成分のおかげで、健康に良いと考えらえ注目が集まっています。

特に最近では、本物の肉の味と食感を再現するような、いろいろな種類の肉の代替品があり、世界中でますます需要が高まっています。

このような状況の中、シンガポールの研究者らは、植物由来の肉代替品が健康に与える影響の研究を実施したようです。

この新しい研究は、2型糖尿病のリスクが高い人を対象にされました。

植物由来の肉類似品と伝統的な動物由来の肉をベースにした食事が、2型糖尿病のリスクが高い人の心臓の健康に与える影響を検討したものになります。

心臓の健康と糖尿病リスクに特に焦点をあて、動物肉を含む食事と比較して植物由来の肉の食事が心臓の健康に良い影響を与えるかを調べたこの研究の結果によると、動物の肉の食事と比較して植物由来の肉の食事が心臓の健康に有意な利点をもたらさないことがわかったようです。

植物由来の肉類似品と伝統的な動物由来の肉を用いたどちらの食事でも、コレステロール値に大きな変化は見られませんでしたが、血糖値には大きく関連していたようです。

さらに、動物の肉を食べた人のほうが、植物性の代替肉を食べた人よりも血糖値をよりうまく管理できたのだそうです。

植物由来の肉の代替食品には、どのような健康への影響があるのでしょうか。

栄養成分と健康への影響

今回の対象食品栄養分析の結果、動物肉食はタンパク質を多く摂取するのに対し、植物由来の肉類似品、はナトリウム、カリウム、カルシウムを多く摂取することがわかりました。

動物肉を摂取することにより血糖値のコントロールが優れているのは、炭水化物が少なく、タンパク質の摂取量が多いためかもしれません。

また、他の研究では、植物由来の肉類似品のタンパク質は動物肉のタンパク質ほど吸収されにくく、インスリンや消化管ホルモンの反応に異なる影響を与える可能性があることが示唆されています。

反対に、食事に植物由来の肉製品を加えると、栄養摂取が変化し、血糖コントロールに悪影響を与える可能性があることが報告されています。

代替肉が健康的ではないとされる理由?

専門家によると、植物性肉代替品は、あまり健康的ではない植物性食事指数のカテゴリーに分類され、心臓代謝の健康を改善する可能性は低く、むしろリスクを高める可能性があるのだそうです。

植物性肉代替品に関しては、今後も引き続き研究開発が必要ではありますが、少なくともこの研究で選ばれた植物性肉代替品はナトリウムが多く、再加熱された種子油が含まれていたと報告されているようです。

さらに、ビタミン B12 や D、鉄、亜鉛などの必須栄養素が強化されているにもかかわらず、ナトリウムの心臓代謝への悪影響や、再加熱した油の摂取による酸化ストレスは、利点を上回る可能性があると考えられているようです。

肉代替品は高度に加工された超加工食品であることが多く、健康的な食事における主なタンパク質源として頼るべきではないかもしれないことを、心に留めておく必要があるようです。

超加工食品は、食生活のかなりの部分を占めていると言っても過言ではありません。

ですが、健康に良いと考えられている食品だとしても、加工食品全般の摂取を最小限に抑えるよう勧めることが大切となってくるのかもしれません。

植物由来の選択肢を増やすと健康上のメリットがありますが、極度に加工された代替品だけに頼るのではなく、加工が最小限に抑えられた自然の食品に重点を置くことを大切にしたいですね。

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引用文献:
Are plant-based meat substitutes really better for the heart than meat options?

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