産後うつや産後不安を軽減する薬以外の方法とは?
赤ちゃんの誕生は素晴らしいことですが、産後うつに苦しむ母親が増えているようです。
産後は初めて経験することが多く、赤ちゃんとの生活に慣れることにも時間がかかります。
授乳だけでなく、心配や不安で睡眠時間も削られます。
産後いうつや産後不安をできるだけ軽減する自然な方法について探ります。
産後うつ、産後不安とは?
産後うつについては誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
ですが、産後うつ、産後不安の具体的な症状はあまり知られていないかもしれません。
産後うつは、出産後のホルモンの変化に対する一般的な反応で、誰もが経験する可能性があります。
感情のコントロールがしづらくなることも多く、悲しみや不安、圧倒される気持ちになることがあるようです。
通常は、これらの症状は軽度で、数週間程度で元の感情に戻ることが多いようです。
もしも症状が持続し、衰弱していく場合は、何か他のことが起こっている可能性があります。
産後うつ病と産後不安症では、睡眠不足、リラックス障害、イライラなどの共通する症状があるようです。
産後うつ病を経験している人は、その後不安症状をも経験することが多いようです。
産後不安は、産後うつ病と同様に、産後のホルモンの変化により急増することがあるようです。
また、赤ちゃんの健康、経済的な問題、新たな人間関係など、実際のストレス要因への対応として発症することもあるようです。
また、過去に流産の経験があると、産後不安症を発症するリスクが高まるとも見られているようです。
不安や悲しみは、ホルモンの変化により、母乳育児からの離乳後にも現れることがあります。
産後不安は、一部の女性では、パニック発作や強迫性障害につながる可能性もあるようです。
パニック発作は、心臓の鼓動が速くなる、絶望感、息切れ、めまいなどを伴う激しい不安症状です。
強迫観念では、苦痛を和らげるための極端な行動を伴うことがあり、赤ちゃんに害を及ぼす可能性もある恐ろしいものです。
ただし、強迫観念が不安障害によるものである場合、母親が赤ちゃんに危害を加える可能性は低いとみられているようです。
一般に、産後不安症は、産後うつ病ほど研究されていません。
しかし、少なくとも5人に1人の女性が産後不安を抱えていると推定されています。
産後の不安を軽減するのに役立つ方法?
産後の不安は、次のようなことを心がけることで自然に軽減することができるかもしれません。
1.赤ちゃんを沢山抱っこする
赤ちゃんを抱っこすることにより、幸せホルモンのオキシトシンが分泌され、不安を軽減できる可能性が高まると考えられているようです。
2.睡眠時間を最大限確保する
赤ちゃんの授乳のために、夜中3時間ごと目を覚ます必要を感じるかもしれませんが、必ずしもそうするべきではないかもしれません。
信頼できるパートナーに夜間の育児を手伝ってもらう、赤ちゃんと別の部屋で眠るなどの工夫をした方が、赤ちゃんにとっても良い可能性もあります。
カフェインの摂取にも気をつけながら、睡眠時間をできるだけ長く確保するようにしましょう。
3.他のお母さんたちとコミュニケーションをとる
時間がないと感じるかもしれませんが、短時間のオンラインであっても他の母親とつながることにより、恐怖心を和らげ、自分の感情を落ち着かせることにつながる可能性があるようです。
産後に色々な心配をしているのは自分だけではないと気づかされる可能性もあります。
もちろん、コミュニケーションをとることが負担であれば無理に行うべきではないかもしれませんが、留意してみてはいかがでしょうか。
4.身体活動を増やす
妊娠、出産、母乳育児は体に負担をかけますが、身体を動かすことは抗不安戦略の1つと考えられています。
ヨガなどの呼吸法を取り入れた活動は、特に役立つ場合があります。
5.徐々に離乳をする
母乳育児をしていて離乳をする場合は、急激なホルモンの変化を最小限に抑えるために、できるだけ穏やかに離乳するようにしたほうが良いようです。
産後の不安は一般的であり、多くの場合、それは時間とともに消えていきます。
特に初めての育児においては、できるだけ他の人に家事を手伝ってもらう方法を検討するなどして、できるだけ自分に休息を与えることが大切なようです。
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