運動後のリカバリータイムの過ごし方おすすめ
運動をおこなうことは体中に酸素を運び、ストレスを発散させ、毎日を活力的にしてくれます。
運動は毎日続けるのではなく、休息日が必要な場合があります。
休息日のリカバリータイムを設けることで、体はより健康に近づくことがわかっています。
運動後のリカバリータイムをとるタイミングと、効率的な休み方を探ります。
リカバリータイム(休息日)の設け方
運動は体に良いものですが、一方で体と心に負担をかける場合があります。
休息を取らずに毎日運動すると、肉体的にも精神的にも疲労してしまう可能性があります。
米国運動評議会によると、休息日を設けたほうが良い注意すべき兆候としては次のようなものがあるようです。
-持続的な筋肉痛または体のどこかの痛み
-トレーニングルーチンを完了できない
-運動後に続くだるさの感覚
-過食症、またはホッとする食べ物を渇望する
-怪我や病気の増加
-気分の変化
-イライラする
-不眠症
-他のすべてよりもフィットネスを優先する
上記の兆候が見られた場合は、1~2日休んで、回復(リカバリー)する必要があります。
リカバリータイム(休息日)をとらないとどうなるか
上記のような状態で運動を続けたとしても、脂肪減少率や筋肉増加率の低下など、運動の効率が悪い状態となってしまうようです。
米国運動評議会によると、体を休ませないと、筋肉内のグリコーゲンが減少してしまう場合があるようです。
このグリコーゲンの減少により、体がエネルギーとして、タンパク質を使用するようになる可能性があります。
その場合、筋肉の修復と成長を助けるために利用できるタンパク質が減少し、せっかくつけた筋肉が落ちてしまう可能性があるようです。
このように、休息日がないと、筋肉、関節、その他の重要な構造が自己修復するための十分な時間がなくなります。
さらに、トレーニング中に精神的に疲労し、ミスを犯しやすくなる場合もあります。
その結果、怪我や重大な事故につながる可能性もあります。
リカバリーデー(休息日)の過ごし方
米国運動評議会は、休日の行動については次のような提案をしています。
-自分の趣味などに時間を費やす
-家族や友人との時間を楽しむ
-仕事に追いつく
-本を読んだりテレビを見たりしてリラックスする
怪我をしておらず、身体的または精神的に疲労していない場合は、穏やかな運動をする日であるアクティブリカバリーデー (ARD) を取ることも検討しても良いようです。
2010年の研究では、アクティブリカバリーデーが血中の乳酸の蓄積を除去し、けいれんや疲労の予防に役立つことが示唆されています。
アクティブリカバリーデーにお勧めの穏やかな運動の例には、ウォーキングやヨガなどがあります。
まとめ
運動をする人にとってのリカバリータイムは、筋肉などが自己修復するためにも、事故を避けるためにもな必要な部分です。
体と心の回復を助けるために、必要に応じて休息日を取る必要があります。
リカバリータイムは、体と心を休めることに集中し、できるだけリラックスして過ごすことがおすすめです。
また、それほど疲れていない場合は、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を取り入れたアクティブリカバリーデーを検討しても良いかもしれません。
運動に限らず、人の心と体は必ず休息を必要とします。
無理をせずにリカバリータイムを設けることで、翌日以降のパフォーマンスが良くなる可能性が高くなります。
水分補給や栄養補給にも心がけると、より効率の良いリカバリーデーを過ごすことが出来そうです。
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