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朝食抜きや断食で免疫システムが損なわれる可能性!?

2023年03月16日

朝食と家族の健康予防

朝食は、1日の中で最も重要な食事として広く知られています。

朝食を抜くことや朝食をとることによる健康への影響はどのように考えられているのでしょうか。

実際に、朝食を限られた時間帯にのみ食事をするなどの継続的断食には、いくつかの健康上の利点があることもわかっています。

これは、食事制限の中でも、食事時間を制限する断食は、高血圧、アテローム性動脈硬化症、肥満、糖尿病などのリスクの低下などにも関連しているようです。

一方で、朝食を抜いたり断食したりすると、免疫システムが損なわれる可能性もあるという報告があります。

マウスを使った研究では、断食にはマイナス面もあることが示唆されているようです。

朝食抜きの生活習慣や断食と免疫システムとの関連について探ります。

絶食が免疫細胞に与える影響?

免疫細胞は骨髄で生成され、その後、通常は病原体を探して体中をパトロールします。

そして、炎症を見つけるとその組織修復の役割を果たします。

動物実験では、絶食がこのような免疫系に悪影響を及ぼす可能性があることが示唆されているようです。

この研究では、絶食中には免疫細胞が動物の血液から骨髄に移動し、食べ物を与えると免疫細胞が急増することがわかりました。

マウスは夜行性なので、日中は活動せず、夜になると餌を探して活動を開始します。

この習性を生かして、いつでも好きなときに食べることができるマウスと、活動を開始してから数時間の間、食物を摂取できなかったマウスの比較が行われました。

そして4時間後には、絶食したマウスの血流中の単球と呼ばれる免疫細胞の数が、90%も減少したことが明らかになったようです。

さらに、新しい実験では、絶食期間中に免疫細胞が血流から骨髄に戻ってしまうことが示されているようです。

食事制限を行うことでのもう1つ気にしときたい点としては、食事制限や断食期間を継続することで代謝が落ちやすくなる可能性です。

1日や2日での食事制限や断食が代謝に影響を与えないとしても、中長期的に行うことで変化することが考えられます。

そして食事が始まると、単球は血流に逆流し、免疫細胞は異常な高濃度となってしまう可能性があるようです。

さらに別の研究では、絶食と摂食がウイルス感染などを撃退するマウスの免疫システムの能力にどのように影響するかが調べられたようです。

この研究では、24時間の絶食と4時間の給餌の後、肺炎の原因となる緑膿菌と呼ばれる細菌をマウスに感染させ行われたようです。

その結果、断食したマウスは、ずっと食物を自由に摂取していたマウスと比較して、肺の炎症が増加した結果、より早く、より多くのマウスがその調査では死亡してしまったのだそうです。

マウスと人間の違による懸念点も!?

今回の研究は、すべてマウスによる動物実験によるものでした。

ただし、科学者たちは、それが人間の断食にはあまり当てはまらない可能性があることを認めているようです。

新しい研究のいくつかの実験では、マウスは24時間絶食しましたが、マウスを12~16時間だけ絶食させたところ、その免疫力が実際に向上したことがわかりました。

ただし人間の代謝と免疫は、当然ではありますが、マウスのそれと同じではありません。

マウスを使ったこのような研究が、朝食を抜いたり、断食したりする人々に影響を与えるかどうかについては、引き続き研究が行われています。

しかしいくつかの研究では、断食によってヒトの血中単球レベルも低下することがわかっているようです。

少なくとも、単球が感染症、癌、心血管疾患などに関与する重要な細胞であることは間違いなさそうです。

また、食事制限や食事自体の回数を減らしたりして制限することは、栄養摂取の観点から見た場合には、その分、1回の食事で食品栄養素の内容をより注視しておく必要が出て来ます。

朝食は「1 日の中で最も重要な食事」として広く知られていますが、朝食を抜くことによる健康への影響に関しても、引き続き注目していきたいと思います。

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引用文献:
Skipping breakfast and fasting may compromise the immune system

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