中年期の精神状態が認知症のリスクに影響する理由とサプリメント
WHOによると、現在世界中で5,500万人もの人が認知症を患っており、毎年1,000万人近くが新たに認知症と診断されているそうです。
認知症のリスクは誰しもが避けたいものだと思います。
その原因や対策は、中年期の精神状態によって変わってくるかもしれません。
認知症のリスクと、それに対抗する方法を調べてみました。
中年期の精神状態とは
研究によると、認知症の症状と中年期のストレス、抑うつ、疲労、緊張などの精神的苦痛とには深い関連があることがわかったようです。
2022年の研究では、慢性的なうつ病の人もしくは、うつ病の状態がますます深刻になっている人は、うつ病のない人またはうつ病の症状が減少している人と比較して、認知症を発症する可能性が高いと結論付けられました。
さらに、うつ病と認知症の関係に関する追跡調査では、驚くことに認知症がうつ病によって引き起こされるのではなく、反対にうつ病のほとんどが認知症によって引き起こされることがわかったそうです。
いずれにしても、うつ病と認知症との間には大きなかかわりがあるようです。
メンタルヘルスと認知症の関係
上記でもお伝えしたように、心理的苦痛は認知症の初期段階のようです。
研究では心理的苦痛の症状は、認知症のリスクが増加することと関連していることがわかったようです。
研究では、精神的苦痛の症状、例えば、疲労、憂鬱な気分、ストレスなどが認知症の危険因子となる可能性が高いようです。
さらにこれらは、寿命とも関連するようです。
不安のためのサプリメント
うつ病などの精神疾患の根底にある原因の一つが、不安感からくるものであることは言うまでもありません。
摂取するべきビタミンやミネラルの量が少ないと、不安が高まる可能性があるとも言われています。
サプリメントは薬ではありませんが、飲んでいるうちに体調が整うことにより、不安症状を軽減する人もいますのでご報告します。
–プロバイオティクス
–オメガ3
–ビタミンD
-ウコンから抽出されるクルクミン
–マグネシウム
–L-テアニン
また、サプリメントを試される前にお試しいただきたい生活習慣は以下の通りです。
現在の食事を見直す: 通常の食事ですでに摂取している栄養素を確認し、必要な成分が入ったサプリメントを選ぶ。
現在の薬への影響を確認する: 医師に確認するなどして、サプリメントが現在の薬と悪影響を及ぼさないようにする。
サプリメントタイプを確認する: 飲み込みやすいグミや小さいカプセルを好む人もいます。
まとめ
認知症の原因は、中年期に潜んでいる可能性があることがわかってきているようです。
中年期は働き盛りであったり、子育てなど、誰もが精神的な不安感やストレスを抱える可能性があります。
これらの不安感やストレスは、栄養バランスの良い食事で軽減することが可能かもしれません。
必要ならばサプリメントなども取り入れることで、全体的な食事のバランスをとるとよいかもしれません。
言うまでもなく、外の空気を吸ったり好きなことを思いきり楽しむのも、ストレスをためない方法です。
将来のために、今ある健康を大切にしていきたいですね。
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引用文献:
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